「ソーシャルレンディングって聞いたことはあるけど、実際どんな投資なんだろう?」
「少額から始められる投資を探しているけど、ソーシャルレンディングは安全なの?」
近年、投資初心者でも始めやすい資産運用として注目されているのが、ソーシャルレンディングです。
従来の株式投資や投資信託とは異なる特徴を持つ金融サービスですが、正しい知識なしに始めるのはリスクが伴います。
本記事では、金融商品取引法の改正により透明性が向上したソーシャルレンディングについて、基本的な仕組みからメリット・デメリット、リスクや始め方まで包括的に解説します。
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ソーシャルレンディングとは?
ソーシャルレンディングとは、インターネットを通じて個人投資家から資金を集め、資金を企業に融資する投資サービスです。
「貸付型クラウドファンディング」や「融資型クラウドファンディング」とも呼ばれています。
ここではソーシャルレンディングの3つの特徴、
- 仕組みと流れ|お金の動き
- クラウドファンディングとの違い
- なぜ今、注目されているのか?
について、それぞれ紹介していきます。
仕組みと流れ|お金の動き
ソーシャルレンディングの基本的な流れは以下の通りです。
まず、ソーシャルレンディング事業者が投資家に対してファンドを募集します。
投資家は提示された条件(利回り、運用期間、融資先など)を確認し、気に入ったファンドに出資します。
事業者は集まった資金をもとに、資金調達を希望する企業に融資を実行します。
借り手企業は決められた期間内に、元本と利息を事業者に返済します。
最後に事業者は受け取った利息の一部を手数料として差し引き、残りを投資家に分配金として支払います。
運用期間終了後には、投資家に元本が返還されます。
クラウドファンディングとの違い
ソーシャルレンディングは広義のクラウドファンディングの一種ですが、他の類型とは明確な違いがあります。
寄付型クラウドファンディングは支援者が金銭的なリターンを期待せず、社会貢献を目的とした資金提供です。
購入型クラウドファンディングは商品やサービスを対価として受け取る仕組みです。
一方、ソーシャルレンディングは投資家が金銭的なリターン(分配金)を受け取ることを前提とした投資商品です。
そのため、元本割れのリスクも存在します。
なぜ今、注目されているのか?
ソーシャルレンディングが注目される理由は、主に3つあります。
1.低金利環境の継続により、従来の預金や債券では十分な収益を期待できなくなった
ソーシャルレンディングは年利3%~7%程度の利回りが期待できます。
2.1万円程度の少額から投資が可能で、投資初心者でも始めやすい
株式投資のように日々の価格変動を気にする必要がなく、手間がかからない投資手法として人気を集めています。
3.2023年の金融商品取引法改正により情報開示が強化され、投資家保護が向上した
「貸付事業等権利」の概念が新設され、より透明性の高い運営が求められるようになりました。
どんな人が利用する?|投資家・資金調達者の両視点
ソーシャルレンディングは投資家と資金調達者の双方にメリットをもたらすサービスです。
利用者層を理解することで、サービスの本質がより明確になります。
ここでは、ソーシャルレンディングの2つの特徴、
- 個人投資家にとってのメリット
- 中小企業や不動産会社の資金調達手段として
について、それぞれ紹介していきます。
個人投資家にとってのメリット
個人投資家にとってソーシャルレンディングは、従来の投資商品では得られない独特のメリットがあります。
まず、投資経験が浅い初心者でも理解しやすい仕組みです。
株式投資のような複雑な企業分析や市場動向の把握は必要なく、ファンドの基本情報を確認するだけで投資判断ができます。
また、サラリーマンや主婦など、日中に投資に時間を割けない層にも人気です。
一度投資すれば運用期間終了まで何もする必要がなく、「ほったらかし投資」が可能です。
さらに、まとまった資金がない若年層でも気軽に始められます。
多くの事業者で最低投資額が1万円に設定されており、段階的に投資額を増やしていくことも可能です。
中小企業や不動産会社の資金調達手段として
借り手側から見ると、ソーシャルレンディングは従来の銀行融資に代わる新たな資金調達手段として活用されています。
中小企業にとっては、銀行の厳格な審査基準をクリアできない場合でも、事業の将来性や収益性を適切に評価してもらえる可能性があります。
特に成長段階のベンチャー企業や、銀行が融資しにくい業種の企業にとってメリットが大きいです。
不動産会社では、物件取得資金や開発資金の調達にソーシャルレンディングを活用するケースが増えています。
短期間での資金調達が可能で、機動的な事業展開を支援します。
また、再生可能エネルギー事業者にとっても重要な資金調達手段となっています。
太陽光発電設備の建設資金など、従来は調達が困難だった案件でも資金を集めやすくなりました。
ソーシャルレンディングのメリット
ソーシャルレンディングにはメリットがたくさんあります。
- メリット1.少額から投資可能
- メリット2.株式のような価格変動がない
- メリット3.運用の手間が少ない
それぞれ紹介していきます。
メリット1.少額から投資可能
ソーシャルレンディング最大の魅力は、少額から投資を始められることです。
多くの事業者で最低投資額が1万円に設定されており、中には1円から投資可能なサービスも存在します。
少額投資が可能なことで、複数のファンドに分散投資しやすくなります。
異なる業種や地域、運用期間のファンドに投資することで、リスクを分散できます。
また、投資に慣れていない初心者でも気軽に始められます。
大きな損失を出すリスクを抑えながら、投資の経験を積むことが可能です。
メリット2.株式のような価格変動がない
ソーシャルレンディングは、株式や投資信託のような日々の価格変動がありません。
投資時に提示される利回りは運用期間中一定で、市場の動向に左右されることがありません。(利回りを保証するものではありません。)
そのため、株価の値動きを気にしてストレスを感じることがなく、精神的な負担が軽減されます。
また、価格変動がないことで、投資収益の予測が立てやすくなります。
年利5%のファンドに100万円投資すれば、1年間で約5万円の分配金が期待できるという計算が可能です。
メリット3.運用の手間が少ない
ソーシャルレンディングは、投資後の管理に手間がかからない投資手法です。
株式投資では企業の業績や市場動向を継続的にチェックし、売買タイミングを判断する必要があります。
一方、ソーシャルレンディングは一度投資すれば運用期間終了まで何もする必要がありません。
なお、分配金は定期的に自動で振り込まれ、運用期間終了時には元本も自動で返還されます。
忙しいビジネスパーソンや、投資に時間をかけたくない人に適しています。
また、専門的な知識がなくても投資判断ができます。 ファンドの基本情報(利回り、運用期間、融資先の概要など)を確認するだけで、投資の可否を判断できます。
ソーシャルレンディングのデメリット
ソーシャルレンディングを検討する際は、メリットとデメリットを正しく理解することが重要です。
魅力的な特徴がある一方で、注意すべきリスクも存在します。
- デメリット1.元本保証がない
- デメリット2.流動性が低い(途中解約不可)
- デメリット3.情報の透明性にばらつきがある
デメリット1.元本保証がない
ソーシャルレンディング最大のデメリットは、元本保証がないことです。
銀行預金とは異なり、預金保険制度による保護はありません。
融資先企業の経営悪化や倒産により、投資した元本の一部または全部が返ってこない可能性があります。
また、信託保全が義務付けられていないため、運営会社自体が破綻した場合のリスクも存在します。
過去には大手事業者でも行政処分を受けたケースがあり、事業者選びの重要性が高まっています。
さらに、元本割れのリスクを軽減するためには、複数のファンドに分散投資することが重要です。
1つのファンドで損失が発生しても、他のファンドの収益でカバーできる可能性があります。
デメリット2.流動性が低い(途中解約不可)
ソーシャルレンディングは、一度投資すると運用期間中の途中解約ができません。
そのため、急にお金が必要になっても投資資金を引き出すことができません。
運用期間は案件によって異なりますが、半年から数年にわたることが多いです。
長期案件に投資する場合は、運用期間中に資金が必要になる可能性を十分検討する必要があります。
また、運用期間が予定より延長される場合もあります。
融資先の事情により返済が遅れた場合、投資家は予定より長期間資金を拘束されることになります。
デメリット3.情報の透明性にばらつきがある
ソーシャルレンディングは、事業者によって情報開示の水準にばらつきがあります。
2023年の法改正により情報開示が強化されましたが、まだ十分とは言えない状況です。
融資先の詳細な財務情報や事業計画が公開されないケースが多く、投資判断に必要な情報が不足する場合があります。
また、担保や保証の内容についても、詳細が明示されていない案件が存在します。
リスクを正しく評価するために必要な情報が不足していることで、投資家が適切な判断を下せない可能性があります。
情報開示の水準は事業者の方針によって大きく異なるため、投資前に各事業者の開示姿勢を確認することが重要です。
透明性の高い事業者を選ぶことで、より安全な投資が可能になります。
気をつけたいリスクと過去のトラブル事例
ソーシャルレンディング投資では、様々なリスクが存在します。
過去のトラブル事例を知ることで、リスクを事前に回避する手立てを講じることができます。
ここでは、ソーシャルレンディングの3つのリスク、
- 貸し倒れ・返済遅延リスク
- 運営会社の破綻(SBIソーシャルレンディングなど)
- 不正行為・情報漏えいの事例
について、それぞれ紹介していきます。
貸し倒れ・返済遅延リスク
貸し倒れリスクは、ソーシャルレンディングで最も注意すべきリスクです。
融資先企業の事業がうまくいかなかった場合、予定通りの返済が行われない可能性があります。
特に新興企業や業績が不安定な企業への融資では、リスクが高まります。
返済遅延は貸し倒れの前段階として発生することが多く、投資家にとっては資金回収時期の不確実性を意味します。
運用期間が延長されることで、次の投資計画に影響を与える可能性があります。
また、リスクを軽減するためには、融資先企業の事業内容や財務状況を可能な限り確認することが重要です。
さらに、担保付きファンドを選ぶことで、万が一の場合でも一定の資産保全が期待できます。
運営会社の破綻(SBIソーシャルレンディングなど)
運営会社自体の経営問題により、サービスが停止するリスクも存在します。
SBIソーシャルレンディングでは、2021年に融資先との不適切な関係が発覚し、新規募集を停止しました。
投資家の資金は保全されましたが、予定していた投資ができなくなる影響が生じました。
また、一部の中小事業者では経営悪化により事業撤退したケースもあります。
運営会社の破綻時には、投資資金の回収に時間がかかったり、一部が回収できなくなったりする可能性があります。
事業者選びでは、会社の財務基盤や株主構成、監査法人による監査の有無などを確認することが重要です。
不正行為・情報漏えいの事例
過去には、ソーシャルレンディング事業者による不正行為も発生しています。
みんなのクレジットでは、集めた資金を募集時の説明と異なる用途に使用したとして、金融庁から行政処分を受けました。
投資家への配当が滞り、大きな損失を被る投資家が多数発生しました。
また、一部の事業者では投資家の個人情報が流出する事件も起きています。
適切なセキュリティ対策が講じられていない事業者では、個人情報漏えいのリスクが高まります。
金融庁によると、不正行為を避けるためには、金融庁への登録状況や過去の行政処分歴を確認することが重要です。
また、第三者による監査を受けている事業者を選ぶことで、不正行為のリスクを軽減できます。
代表的なソーシャルレンディング事業者と特徴
現在、日本には多くのソーシャルレンディング事業者が存在します。
各事業者にはそれぞれ異なる特徴があり、投資方針に応じて選択することが重要です。
ここでは代表的な3つの事業者、
- Funds(ファンズ)|上場企業向け融資が中心
- オルタナバンク|多様なオルタナ投資+高利回り重視
- AGクラウドファンディング|1円~投資可、アイフル基盤の安心設計
について、それぞれ紹介していきます。
Funds(ファンズ)|上場企業向け融資が中心

Fundsは上場企業やグループ関連会社を主な融資先とする特徴があります。
投資先企業の信用力が高いため、比較的貸し倒れリスクが抑えられているでしょう。
利回りは年利1%~3%程度と他の事業者より低めですが、安全性を重視する投資家に人気があります。
最低投資額は1円からと業界最低水準で、投資初心者でも気軽に始められます。
また、企業情報の開示水準が高く、投資判断に必要な情報が豊富に提供されており、自分でじっくりと調べて投資することができるのです。
透明性を重視する投資家にとって魅力的な選択肢です。
オルタナバンク|多様なオルタナ投資+高利回り重視

オルタナバンク(旧SAMURAI FUND)は、多様なオルタナティブ投資案件を取り扱う事業者です。
海外案件も積極的に取り扱い、国際的な投資機会を提供しています。
利回りは年利4%~12%程度と幅広く設定されており、より多くの投資家好みの案件があるでしょう。
運用期間は案件によって異なりますが、半年から3年程度の幅があります。
ただし、海外案件では為替リスクや政治リスクなども考慮する必要があります。
リスクを理解した上で、ポートフォリオの一部として活用することをおすすめします。
AGクラウドファンディング|1円~投資可、アイフル基盤の安心設計

AGクラウドファンディングは、アイフルグループが運営する事業者です。
アイフルグループの信用力と実績により、安定した運営基盤を持っています。
最低投資額は1円からと業界最低水準で、投資初心者でも気軽に始められます。
利回りは、アイフルファンドが年利1%前後、不動産担保ローンファンドが年利6%程前後で、安定性と収益性のバランスが取れています。
運用期間は比較的短期の案件が多く、半年から1年程度が中心です。
安全性を重視しながらも、預金以上の利回りを求める投資家におすすめです。
ソーシャルレンディングの始め方
ソーシャルレンディングを実際に始めるには、いくつかのステップを踏む必要があります。
ほとんどのサービスで同じようなステップのため、紹介します。
メールアドレスやパスワードを登録します。
口座開設では個人情報を入れ、本人確認を行います。
オンラインで本人確認を実施すると最短で登録することができます。
審査を経て登録が完了すると、投資ができます。
投資には事前入金が必要なサービスもあるため、事前に確認しておきましょう。
こんな人におすすめ・おすすめしない人
ソーシャルレンディングは万人に適した投資手法ではありません。
投資スタイルや資金状況によって、向き不向きがあります。
ここではソーシャルレンディングがおすすめな人やおすすめしない人について、それぞれ紹介していきます。
おすすめな人|少額で始めたい人、手間をかけたくない人
ソーシャルレンディングは、次のような方に特におすすめできます。
- 投資初心者で少額から始めたい方
- 忙しいビジネスパーソンや主婦の方
- 預金だけでは物足りないが、株式投資はリスクが高すぎると感じる方
1万円程度から投資可能で、複雑な知識も必要ありません。
また、株式投資のような日々の値動きもないため、ストレスなく投資を続けられます。
さらに、一度投資すれば運用期間終了まで何もする必要がなく、「ほったらかし投資」が可能です。
忙しい方でも始めやすい投資でしょう。
おすすめしない人|短期資金を運用したい人、元本割れが絶対に嫌な人
一方で、以下のような方にはソーシャルレンディングは適していません。
- 数日から数週間で資金が必要になる可能性がある方
- 元本割れを絶対に避けたい方
- 短期間で大きな利益を狙いたい方
には向きません。
ソーシャルレンディングは途中解約ができないため、急にお金が必要になっても引き出すことができません。
そのため、緊急資金や生活費はソーシャルレンディングで運用すべきではありません。
また、銀行預金とは異なり元本保証がないため、投資元本が減少するリスクがあります。
安全性を最優先する場合は、預金や国債を選択すべきです。
そして、株式投資のように売買で利益を得る形ではないため、高利回りと言ってもせいぜい10%程度です。
ソーシャルレンディングは、コツコツ積み上げ型の投資をしたい方におすすめでしょう。
まとめ
最後に、今回紹介したソーシャルレンディングについて、重要なポイントを5つにまとめました。
- ソーシャルレンディングは個人投資家から資金を集めて企業に融資する金融サービスで、1万円程度の少額から投資可能
- 株式のような価格変動がなく運用の手間が少ないため、投資初心者や忙しい人に適している
- 年利3%~7%程度の利回りが期待できる一方で、元本保証がなく途中解約もできない
- 貸し倒れリスクや運営会社の破綻リスクがあるため、分散投資や事業者選びが重要
- 分配金は雑所得として課税されるため、税務上の取り扱いにも注意が必要
ソーシャルレンディングに興味を持たれた方は、まずは少額から始めて投資の特性を理解した上で、本格的な活用を検討してみてはいかがでしょうか。
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