「不動産投資に興味はあるけれど、いきなり大きな金額を動かすのは不安」
そんな方に注目されているのが、1万円から始められる不動産クラウドファンディング「Rimple(リンプル)」です。
都心部の厳選された物件に投資できる仕組みに加え、スマホだけで完結できる手軽さも、多くの投資初心者から高く評価されています。
一方で、抽選制のため「応募しても当選しない」「中途換金ができない」といった注意点も存在します。
この記事では、Rimpleの仕組みや運営会社、実績、評判、メリット・デメリットまでを徹底解説します。
「少額で安定的に不動産投資を始めたい」と考えている方にとって、有益な判断材料となる内容をお届けします。
Rimple(リンプル)とは?仕組みと基本情報

Rimpleは、プロパティエージェント株式会社が提供する不動産クラウドファンディングです。
投資家は1口1万円から投資可能で、複数の投資家から集めた資金をもとに、運営会社が都心部の収益不動産を購入・運用し、賃料収入や売却益をもとに配当を行うという仕組みになっています。
サービスの特徴は、信頼性の高い企業による運営だけでなく、人気の高い都心部の物件に特化している点です。
投資対象物件の大半が駅近・築浅の高稼働物件であるため、空室リスクや価格変動リスクをある程度抑えられるよう工夫されています。
また、Rimpleでは「優先劣後出資方式」を採用しており、万が一の損失が出た場合、まずは運営側が出資する「劣後出資」から損失が充当されます。
この仕組みにより、一般投資家(優先出資者)の元本が守られやすくなっているのが特徴です。
次に、このサービスを提供している運営会社「プロパティエージェント株式会社」について詳しく紹介していきます。
運営会社プロパティエージェント株式会社の概要
Rimpleを運営しているのは、不動産テック企業としても知られる「プロパティエージェント株式会社」です。
2004年の創業以来、首都圏を中心とした収益不動産の開発・販売・管理を手がけてきた実績があります。
Rimpleにおいてはグループが自社開発・保有する収益物件を活用しており、透明性や安全性を高める仕組みを整えています。
会社名 | プロパティエージェント株式会社 |
本社所在地 | 東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー41階 |
設立日 | 2004年2月 |
代表者 | 中西 聖 |
資本金 | 1億円 |
取得している免許 | 宅地建物取引業 [東京都知事(5)第83227号] マンション管理業 [国土交通大臣(4)第033619号] 不動産特定共同事業 [金融庁長官・国土交通大臣第90号] |
Rimpleの実績をチェック
不動産クラウドファンディングを検討する上で、運用実績の確認は欠かせません。
Rimpleは2020年2月のサービス開始以来、堅実な運用実績を積み上げてきました。
運用対象となる物件の選定には厳格な基準が設けられており、ミガロホールディングス株式会社が自社開発・管理するマンションを中心にファンドが組成されています。
また、全案件が「優先劣後出資方式」を採用しているため、投資家(優先出資者)の元本保全性が高められています。
この仕組みに加え、投資対象が都心の築浅ワンルームマンションに限定されていることで、空室リスクや急激な地価変動の影響を受けにくくなっています。
以下では、実績の中でもとくに注目すべき「元本割れゼロの実績」について詳しく見ていきます。
Rimpleはこれまで元本割れゼロの実績
2025年6月時点では、Rimpleは累計で100件以上のファンドを組成・運用し、90件の償還実績がありますが、これまでに1件の元本割れも発生していません。
すべてのファンドにおいて、出資元本は全額償還され、予定利回りに沿った配当も滞りなく実施されています。
Rimpleの評判・口コミ総まとめ【2025年最新】
Rimpleを実際に利用した人の評判や口コミはどうなっているのでしょうか。
ここでは、Rimpleの最新の評判を以下の3つに分けて紹介します。
- Rimpleの良い評判・口コミ
- Rimpleの悪い評判・口コミ
- 掲示板やSNSでのリアルな声
それぞれの内容を順番に見ていきましょう。
Rimpleの良い評判・口コミ
実際の投稿では、次のような肯定的な声が挙がっています。
Rimpleを運営するミガロホールディングス株式会社(5535)の「個人投資家様向けオンライン決算説明会」に参加しております。
— かつさんど@FIRE トチクモ(不動産クラファン比較サイト)運営者 (@katsusandokatsu) February 5, 2025
ミガロホールディングス 中西社長が決算の説明をしていただいております。とても分かりやすい説明で理解しやすいです😊
Rimple当選ーーー
— ポイント@平凡サラリーマン (@pointpoint9999) May 14, 2025
え、ホントに…?😳笑
今月はあとFUNDROP取れたらFUNDI案件待ちかな😁
またまたご一緒ですね
— タロウ@ソシャレン・クラファン投資家 (@viviri_man) September 17, 2024
こことかRimpleとか、利回りは低くても安心できるところが一番ですよ😊
Rimple運営会社の親会社に当たるミガロホールディングスの決算説明会があり、わかりやすい説明だった、との声がありました。
また、当選に喜ぶ声も確認できました。
Rimpleは利回りは低めですが、安心できる、という理由で利用している方も多いようです。
Rimpleの悪い評判・口コミ
一方で、批判的・懸念に触れる声も見られます。
Rimple落選😅😅
— Eさん(えかにゃん)😺 (@kirafuwario3o) May 14, 2025
Rimpleさん、新しい案件が来ないですね。
— 40代の投資小僧@IPO&不動産クラファン&日本株 (@toushi_kozou) March 26, 2025
1カ月音沙汰なしです。
寂しいですね。#不動産クラウドファンディング#Rimple
旧NISA分の投信を解約したので珍しく資金が潤沢。でも登録している不動産クラファンの案件が無い。Rimpleは利回り低すぎるけど、分散のために申込するかぁ。金利が上がってるんだから利回りも増やしてほしいですね。
— 非合法魔法中年T (@tad0907) December 13, 2024
倍率が高く落選してしまった、募集頻度が下がって寂しい、という口コミがありました。
また、利回りが低すぎる、との意見も見られました。
掲示板・SNSでのリアルな声
掲示板では、以下のような具体的な実態が書き込まれています。
なんだかんだでここは安心感があっていいね。
ソーシャルレンディング投資の学校
物件もいいし。
10倍か
ソーシャルレンディング投資の学校
ダメだな
以上のように、ネット上ではRimpleの堅実さを評価する声と、応募倍率の高さや広告表現への懸念が混在しています。
読者の方は、ご自身の投資スタイルと照らし合わせながら判断するとよいでしょう。
Rimpleのメリット4選
Rimple(リンプル)には、多くの個人投資家に支持される理由があります。
ここでは、実際に利用者から評価されている以下の4つのメリットを紹介します。
- メリット1.優先劣後方式で元本リスクを軽減
- メリット2. 1口1万円から投資できる
- メリット3.物件の厳選度が高く、立地も良好
- メリット4.電子取引対応で手続きがスムーズ
それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。
メリット1.優先劣後方式で元本リスクを軽減
Rimpleでは、元本割れリスクを軽減する「優先劣後方式」を採用しています。
この仕組みにより、物件売却時に損失が発生した場合は、まず運営会社の劣後出資分(通常30%)が損失補填に充てられ、優先出資者である投資家の元本が守られる構造になっています。
メリット2. 1口1万円から投資できる
投資初心者にも優しい設計として、Rimpleでは1口1万円からの少額投資が可能です。
そのため、まとまった資金がなくても不動産投資に参加できる点が、多くの投資家から評価されています。
他社に比べても、最低出資金額の低さは参入障壁を大きく下げる要因となっています。
メリット3.物件の厳選度が高く、立地も良好
Rimpleに掲載されるファンド物件は、東京23区など都市部の駅近ワンルームマンションに特化されています。
賃貸需要が高く、空室リスクや価格下落リスクを抑えやすい立地を厳選している点が特徴です。
また、ファンドの詳細情報も事前に確認でき、投資判断がしやすい仕組みとなっています。
メリット4.電子取引対応で手続きがスムーズ
Rimpleは会員登録から投資完了まですべてオンラインで完結できるため、手続きの煩雑さがありません。
マイページ上でファンドの閲覧、応募、分配状況の確認ができ、スマートフォンでも操作しやすいUIが整っています。
郵送や紙の契約書が不要なため、忙しい人でもストレスなく投資を継続できます。
Rimpleのデメリット・リスク3選
Rimpleには魅力的なメリットがある一方で、投資前に把握しておくべき注意点も存在します。
ここでは、利用者からよく指摘される次の3つのデメリットを紹介します。
- デメリット1.抽選方式で当選しない可能性がある
- デメリット2.途中解約や換金が原則できない
- デメリット3.利回りがやや低めに設定されている
それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。
デメリット1.抽選方式で当選しない可能性がある
Rimpleのファンドはすべて「抽選方式」での募集となっています。
そのため、希望するファンドに応募しても、人気が高いと当選できず投資ができないケースも多く見られます。
実際に、SNSや口コミでは「何度も応募してるけど全然当たらない」という声もあるため、確実に投資できるとは限らない点には注意が必要です。
デメリット2.途中解約や換金が原則できない
Rimpleは契約期間中の途中解約や出資金の引き出し(換金)が原則できません。
一度ファンドに出資すると、運用期間が満了するまで資金を拘束されることになります。
緊急時に現金化できない点は、不動産投資型クラウドファンディング全体のデメリットですが、資金の流動性を重視する方にとっては留意すべきポイントです。
デメリット3.利回りがやや低めに設定されている
Rimpleで公開されているファンドの想定利回りは、年2.0%〜3.0%程度が中心です。
これは他の不動産クラウドファンディングサービスと比べて若干低めの水準であり、「高利回りを求める投資家」にとっては物足りなく感じる場合もあります。
ただし、立地やリスクを加味して利回りが設計されているため、低リスク志向の投資家には逆に向いているとも言えます。
Rimpleがおすすめな人/おすすめでない人
ここでは、Rimple(リンプル)の仕組みや特徴を踏まえて、どのような人に向いているか・向いていないかを紹介します。
Rimpleがおすすめな人
次のような特徴を持つ方には、Rimpleは特に相性が良いと考えられます。
- 投資初心者で少額から不動産投資を始めたい人
- 元本リスクができるだけ低い商品を探している人
- 物件の立地や運営元の信頼性を重視する人
- 紙の手続きや郵送が面倒に感じる人
- 投資先の詳細情報をしっかり確認して判断したい人
上記に当てはまる方にとって、Rimpleは「安心して始められる不動産クラウドファンディング」と言えるでしょう。
Rimpleがおすすめでない人
一方で、以下のようなニーズを持つ方には、Rimpleは向いていない可能性があります。
- 抽選方式ではなく、確実に投資をしたい人
- 運用期間中に途中解約や換金を前提にしている人
- 年10%以上など高い利回りを重視する人
- 短期で資金を回収したい人
- 新しいタイプの資産運用よりも、伝統的な金融商品に慣れている人
このような方には、別のクラウドファンディングサービスや、より流動性の高い金融商品の方が適しているかもしれません。
始め方ガイド|登録~投資まで3STEP
Rimpleをこれから始めたい方に向けて、登録から出資までの流れを3つのステップに分けて解説します。
Rimpleの始め方は以下の3ステップです。
- STEP1.会員登録(無料)
- STEP2.本人確認・投資家登録
- STEP3.ファンド応募&入金
それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。
STEP1.会員登録(無料)
まずは、Rimpleの公式サイトから仮登録を行います。
メールアドレスを入力し、届いた確認メールのURLにアクセスすれば仮登録は完了です。
その後、氏名・住所などの基本情報を入力して本登録に進みます。登録は無料で、数分で完了します。
STEP2.本人確認・投資家登録
本人確認書類(マイナンバーカードや運転免許証など)をアップロードし、Rimpleの審査を受けます。
審査通過後、登録住所宛に認証コード付きのはがきが郵送されるので、マイページでコードを入力すれば、正式に投資家登録が完了します。
STEP3.ファンド応募&入金
マイページに表示されている募集中のファンドから、希望の案件に応募します。
Rimpleは「抽選方式」のため、当選すると登録済みのメールアドレスに通知が届きます。
当選後は、ファンド契約の確認を行い、指定口座に入金すれば投資が成立します。
Rimpleのよくある質問(FAQ)
Rimple(リンプル)を検討中の方がよく感じる疑問を、以下の5つに整理しました。
- 元本割れすることはありますか?
- 配当金はいつ・どのように受け取れますか?
- 確定申告は必要ですか?
- 本人確認にはどれくらい時間がかかりますか?
- Rimpleと他の不動産クラファンとの違いは?
これらの質問について、1つずつ詳しく解説していきます。
元本割れすることはありますか?
優先劣後出資構造により一定のリスクヘッジがされていますが、元本保証ではないため、損失の可能性もあります。
配当金はいつ・どのように受け取れますか?
運用終了後に分配金が確定し、契約内容に従って指定の銀行口座に一括で振り込まれます。
確定申告は必要ですか?
分配金が年間20万円を超えた場合、確定申告が必要になります。
税金関連は毎年の条件を確認しましょう。
本人確認にはどれくらい時間がかかりますか?
書類アップロード後、審査と郵送を含めて通常3~5営業日で完了しますが、混雑時は遅れる場合もあります。
Rimpleと他の不動産クラファンとの違いは?
上場企業運営、抽選方式、優先劣後構造の安定性に加え、リアルエステートコインの独自機能も特徴です。
なお、リアルエステートコインとは、Rimpleで利用できるコインで、1コイン=1円として、ファンドの投資に充当できます。
また、他社ポイントをリアルエステートコインに交換することも可能です。
まとめ:Rimpleは上場企業の信頼性と堅実な実績が魅力の不動産クラウドファンディング
Rimpleは、1万円から始められる不動産クラウドファンディング型の投資サービスで、プロパティエージェント株式会社が運営しています。
これまで元本割れゼロの実績に加え、優先劣後方式の採用により、一定のリスクヘッジが可能です。
過去に募集されたファンドでは、想定利回り3~4.5%前後の案件が中心で、都心部の区分マンションを対象とした物件の厳選度が高いことから、投資家からの信頼も厚くなっています。
さらに、スマホだけで手続きが完結できるところも特徴です。
その一方で、抽選方式によってファンドに当選しづらい点や、途中解約・換金ができないこと、利回りが比較的控えめな水準にとどまる点はデメリットといえます。
さらに、ファンド数や応募機会が限られているため、タイミングによっては投資できない期間も生じる可能性があります。
元本割れリスクを抑えながら、少額で堅実に不動産投資を始めたい人にとって、Rimpleは有力な選択肢となるサービスです。
今後のファンド拡充や抽選倍率の改善にも期待が寄せられています。
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