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首都圏新築マンションの契約率を読む|2026年8月の発売・価格・在庫

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発信元:アデックスリサーチアンドコンサルティング株式会社

この記事の結論

首都圏新築マンションの2026年8月の初月契約率は61.1%、発売は1,140戸、平均価格は9,770万円でした。初月契約率は当月発売分の売れ行きを示し、全在庫の成約率や購入者の所得を直接示すものではありません。地域・価格帯・販売時期の違いも確認します。

2025年8月のニュースから、不動産経済研究所の2026年8月・修正版資料へ更新しました。首都圏1都3県の新築分譲マンションについて、発売・契約・価格・在庫を別の指標として読む方法を整理します。

契約率の判断条件と資料を整理する流れ
目的・時点・資料・判断根拠を分けて確認します。

1. 初月契約率の分母は、当月の発売戸数

公表資料の2026年8月は発売1,140戸に対し当月発売分の売却は697戸で、初月契約率は61.1%です。過去発売分を含む全売却戸数や、月末在庫とは対象が異なります。契約率が低い月でも、その後に契約される住戸はあり得ます。逆に当月の契約率が高くても、過去在庫が少ないとは限りません。単月の率だけから、購入者の所得低下や住宅ローン審査の厳格化等の原因を断定しないようにします。

2. 平均価格と、地域の構成を合わせて読む

首都圏の平均価格は9,770万円で前年同月比5.4%減ですが、東京23区の平均は1億3,820万円です。対象地域と供給住戸の広さ・価格帯で平均は変わります。平均の下落を、すべての物件の値引きと解釈することはできません。発売戸数も販売期の組み方や大型物件の有無で動きます。前月比と前年同月比を分け、数か月の推移と地域別の内訳を合わせて確認します。

3. 在庫と購入判断は、物件単位で確認する

8月末の販売在庫は6,610戸で、前月末より13戸増えています。これは新築の販売在庫であり、中古物件の在庫や地域の空き家数ではありません。購入候補では未販売住戸と販売中の残住戸、入居時期、価格改定、修繕計画等を確認します。統計上の目安を下回ったから必ず値下がりする、という判断は避けます。借入条件、諸費用、生活動線、建物性能をそろえて、他の新築・中古も比較してください。

2026年8月・首都圏新築分譲マンションの公表値

2026年8月・首都圏新築分譲マンションの公表値
指標 値 比較・単位の注意
発売戸数 1,140戸 前年同月比12.4%減
初月契約率 61.1% 前年同月比4.0ポイント低下
戸当たり平均価格 9,770万円 前年同月比5.4%減
㎡単価 144.4万円/㎡ 前年同月比9.1%減
月末販売在庫 6,610戸 前月末比13戸増

よくある質問

契約率61.1%なら、全在庫の61.1%が売れましたか?

違います。当月発売分についての指標です。過去発売分を含む売却や在庫は別に確認します。

平均価格が下がれば、自分の購入候補も値下げされますか?

必ずではありません。集計住戸の構成でも平均は変わります。対象住戸の販売条件を確認します。

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参考資料・確認日:2026年10月15日

資料の確認手順や比較表は当社による実務上の整理です。個別案件では、契約・資料・適用制度に応じた確認が必要です。

記事の制度・市場情報は、本文で示した時点と条件に基づきます。個別物件の評価では、依頼目的、価格時点、権利関係と資料の確認が必要です。鑑定評価の業務と進め方もご覧ください。

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