アデックスリサーチアンドコンサルティング株式会社|鑑定評価で不動産の問題を“解決”へと導く

2025年4月10日

AI査定と不動産鑑定士の評価、何が違う?納得できる価格とは【不動産鑑定評価ならアデックス】

AI査定と不動産鑑定士の評価、何が違う?納得できる価格とは

近年、AIを活用した不動産の価格査定が広まり、スマホやパソコンで簡単に概算価格を算出できるサービスも増えています。
「AIで瞬時に価格が出るなら、わざわざ費用をかけて不動産鑑定士に依頼する必要はあるの?」という疑問をお持ちの方も多いかもしれません。
しかし、不動産鑑定士による鑑定評価書が求められるケースでは、単に「価格が適正かどうか」だけではなく、当事者が納得して問題を解決するための根拠が重視されることが多いのです。
本記事では、不動産の知識がない方にもわかりやすく、AI査定と不動産鑑定士の評価がどう違うのか、なぜ鑑定評価書が大切なのかを解説します。

AI査定は何が得意?

AIを使った不動産価格の査定は、大量の取引事例や統計データを瞬時に分析できる点が強みです。
・膨大な事例を一括で比較して相場を把握できる
・人間の主観に左右されにくい客観的な数値が導ける
など、迅速性データ量の面で優れているといえるでしょう。
ただし、AIの結果はどうしても、アルゴリズム入力されたデータに左右されます。
たとえば、建物の細かな状態や地域の文化的・個別的な要素など、数値化しづらい要因が反映されにくい側面もあるのです。

不動産鑑定士の評価は何が違う?

不動産鑑定士は、公的資格者として「不動産鑑定評価基準」に基づき、実際に現地を調査しながら価格を決定します。
地域の事情や再開発の動き、権利関係などを多面的に分析
・依頼者の問題や目的に合わせて、「なぜこの価格になるのか」を分かりやすく説明
というように、個別性に根差した評価が特徴です。
結果として、「納得する価格」を共有するためのプロセスが整えられるのです。

AI査定ではなく「鑑定評価書」が必要になる理由

不動産鑑定評価書は、単に数字を示すだけでなく、その決定過程を詳しく説明・説得する書面です。「依頼者が問題を解決する」ためにこそ、鑑定評価が重宝されるのです。具体的に見てみましょう。

1. 交渉や裁判での証拠能力が高い

AIの査定結果はあくまで参考値であり、「なぜその価格になるのか」を十分説明できないこともあります。
しかし、不動産鑑定評価書は、不動産鑑定士が公的ルールに基づき算定した公正な書面であり、裁判所公的機関でも証拠力が認められやすいのです。

2. 「価格」以外の問題解決にも寄与

不動産問題は、「単純に高ければいい」というわけではありません。
例えば、共有不動産の分割相続争いなどでは、「どう配分すれば各当事者が納得できるか」が重要になります。
不動産鑑定士は評価のプロセスを示しながら、各当事者の主張を聞き、妥協点を探るサポートも可能です。

3. 数値化しづらい個別要因を反映できる

不動産には、歴史的価値地域独特の風習土地の形状など、AIが一概に判断しにくい要素が絡むことが珍しくありません。
不動産鑑定士は現地調査ヒアリングを行い、こうした数値化しにくい要因評価額に反映できるのが強みです。

まとめ

AIによる不動産価格査定が広まり、手軽でスピーディーなサービスが増えています。しかし、「安定したエビデンス」「当事者の納得」が求められる場面では、不動産鑑定士による鑑定評価書が不可欠となるケースが少なくありません。

  • AI査定は参考値として活用しながら、個別の問題解決には専門家の鑑定評価が大いに力を発揮
  • 不動産鑑定士は公的ルールに基づく厳正な評価と、説明・説得のプロセスを提供
  • 数値化しづらい地域特性や権利関係も含め、「納得できる価格」を見いだす

不動産は、高額かつ個別性が高い資産です。「こんな使い方はできないか?」、「相続や紛争でトラブルが…」というときは、ぜひ不動産鑑定士に相談し、AI査定だけでは得られない納得感を手に入れてください。

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