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コラム 共有持分

トラブル回避共有持分(共有名義)専門家のサポート

2023年11月12日

共有名義とは?持分の意味と登記・売却の基本

共有名義とは、1つの土地や建物を複数人で所有している状態を指す言葉です。それぞれの権利の割合を「持分」といい、登記事項証明書で確認できます。持分2分の1は、家の半分の部屋を単独で所有するという意味ではありません。

内容確認・更新:2026年10月16日

まず押さえたいポイント

  • 持分は不動産全体に対する権利の割合です。
  • 土地と建物で、所有者や持分が異なることがあります。
  • 自分の持分の売却と、不動産全体の売却は別の取引です。

共有名義と持分の関係

例えば、AさんとBさんが家を2分の1ずつ共有している場合、2人とも家全体について持分に応じた権利を持ちます。「Aさんは1階、Bさんは2階」と物理的に分かれるわけではありません。

実際に誰がどの部分を使うかは、共有者間の取り決めなどで整理します。共有持分と、区分所有マンションの専有部分のような独立した所有権は、区別して考えましょう。

登記事項証明書で確認する場所

確認する項目 見る理由
土地と建物の所在・番号 対象の不動産を特定する
権利部の所有者・持分 誰がどの割合を持つかを確認する
住所・氏名 現在の本人情報との相違を確かめる
抵当権・差押えなど 売却時に整理する権利を調べる

土地だけが共有で建物は単独所有、という場合もあります。敷地が複数の土地に分かれていることもあるため、1通だけで判断しないようにします。相続が未登記なら、登記上の名義だけでは現在の権利関係を判断できません。

共有不動産の使い方はどう決める?

保存、管理、変更のどれに当たるかによって、必要な同意の範囲が変わります。一般に、保存行為は各共有者が単独で行え、管理に関する事項は持分の価格の過半数で決めます。人数の過半数ではありません。

建物の取壊しなど重大な変更は、原則として全員の同意が必要です。一方、形状や効用を大きく変えない軽微な変更は管理のルールで扱います。賃貸や使用方法の変更では、期間や現在の利用者への影響も関係するため、行為の名前だけで結論を出さないことが大切です。

共有名義の不動産を売るとき

自分の持分だけなら、原則として他の共有者の同意なしで売却できます。通常の売買で不動産全体を売るには、全員が売却に合意する必要があります。

持分だけを購入する人は、全体を自由に利用できるわけではありません。このため、持分の価格は「全体の価格を割合で割った金額」と一致するとは限りません。売りたい範囲を伝え、権利と利用状況を踏まえた査定を受けましょう。

よくある質問

共有名義と連帯保証人は同じですか?

違います。共有名義は所有権、連帯保証は借入れなどの責任に関するものです。保証人になっただけで所有権を取得するわけではありません。

持分はいつでも自由に変更できますか?

割合を変えるには、売買や贈与などの原因と登記手続きが必要です。税金や住宅ローンとの関係も確認します。

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