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トラブル解決 共有持分

2025年3月20日

共有持分不動産を相続するときに税金を安くする方法

共有持分不動産の相続では、複数の相続人が同一不動産を持分割合で共有する形となるため、処分や管理だけでなく税金に関する問題も複雑化しがちです。しかし、工夫次第で相続税や将来的な税負担を抑えることは十分可能です。本記事では、不動産鑑定士・宅地建物取引士の専門的視点から、共有持分不動産を相続するときに税金を安くするためのポイントを詳しく解説していきます。相続手続きの準備を進める方や、将来的な節税対策を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

共有持分不動産における相続税の基本

相続税の計算をする際、不動産の評価額を正しく把握することがスタートラインとなります。相続税の評価方法には、路線価方式や倍率方式など国税庁の定める基準があり、評価額が高いほど相続税の負担も増大します。一方で、不動産を単独所有する場合と比べて、複数人が共有する「共有持分不動産」は、評価額が下がる可能性があります。なぜなら、共有状態のために自由な処分が制限され、市場価値も下がりやすいと考えられるからです。

ただし、どの程度評価額が減額されるかは、不動産の種類や利用状況、地域の需給バランスなどによって変動します。また、相続税の節税を目的に共有にすることが適切な場合もあれば、かえって将来的に管理が難しくなったり、争族の原因になったりするリスクも否めません。まずは共有持分としての評価を正しく行い、そのうえで利用可能な控除・特例を検討することが大切です。

税金を安くする方法1:共有持分の評価減を活用する

共有持分不動産は、先述の通り「共有による利用・処分の制限」があるため、単独所有の不動産よりも評価が低くなるケースがあります。これを専門的には「共有持分の評価減」と呼びます。具体的には、以下のような考え方で評価額が下がる可能性があります。

1. 市場で売却しにくい

共有持分だけを購入したいという買主は限られており、自由に売却できないリスクが高いです。そのため、市場価格が下落しやすく、相続税評価においても「単独所有より低額になる」旨が考慮されることがあります。

2. 評価通達上の調整

国税庁の評価通達では、共有持分の評価に関して厳密な規定があるわけではありませんが、実務上は不動産鑑定士による評価や裁判例などを参考にして、一定の減価を認めるケースが見られます。

ただし、共有持分の評価減をどこまで適用できるかは個別事情により異なるため、必ずしも大幅な減額が期待できるとは限りません。評価額を適切に算定するためには、不動産の現況や市場性を踏まえた専門的な査定・鑑定が必要になります。

税金を安くする方法2:小規模宅地等の特例を検討する

相続税対策として代表的なのが「小規模宅地等の特例」です。被相続人(亡くなった方)の居住用や事業用として利用されていた宅地を一定要件のもとで相続した場合、宅地の評価額を最大80%も減額できる制度です。共有持分不動産にも適用が可能ですが、以下の点をしっかり理解しておく必要があります。

1. 適用される条件を満たしているか

小規模宅地等の特例が適用されるためには、継続して居住すること事業を承継することなど、一定の要件を満たさなければなりません。共有の場合は、誰が実際に居住・事業継続をしているのか、他の共有者はどうするのかといった点が複雑になるため、専門家のチェックが不可欠です。

2. 共有者全員の合意と申告手続き

特例を適用するには、相続人全員の意思疎通が大切です。特例適用によって評価が下がるメリットがある一方で、将来的な利用や売却に関する意見が対立することもあります。申告期限内に必要書類を整え、相続税の申告を行うためにも、早めの話し合いが欠かせません。

3. 持分ごとの適用範囲

小規模宅地等の特例は、土地全体ではなく、相続する持分に対して適用されます。例えば、全体の面積に対して最大330㎡まで特例が使える場合、共有者それぞれが対象面積を超える持分を相続してしまうと、特例の適用範囲が狭まることも考えられます。そのため、どのように持分を分配するかも重要です。

税金を安くする方法3:遺言書や生前贈与を上手に使う

共有持分不動産に限らず、相続全般で有効な節税対策として、遺言書の活用生前贈与が挙げられます。これらをうまく組み合わせることで、相続時に発生する税負担を最小限に抑えられる可能性があります。

1. 遺言書で共有回避・持分調整

遺言書を事前に作成し、誰にどの不動産を単独で相続させるか、あるいは持分をどのような割合で与えるかを明記しておくと、共有を避けられるケースがあります。共有そのものを回避できれば、将来的なトラブルや管理負担が減るだけでなく、相続税の負担計算もシンプルになります。

2. 生前贈与で持分を細かく調整

生前贈与を活用することで、不動産を段階的に移転し、相続時の財産評価を抑えることが可能です。贈与税の基礎控除(年間110万円)があるため、子どもや孫などに計画的に贈与していけば、多額の相続税を節約できることがあります。

ただし、持分を贈与する場合は、贈与税や不動産取得税が発生することがある点に注意が必要です。また、贈与後も共有状態が継続すると、やはり管理や意見調整の問題が生じる恐れがあります。生前贈与を行う際には、相続税と贈与税のバランスを見極めるために税理士や弁護士、不動産鑑定士などの専門家と連携しながら検討することをおすすめします。

税金負担を最小化するための注意点

ここまで、共有持分不動産の相続における税金を安くする方法を解説しましたが、実行するうえで以下の注意点を押さえておくことが重要です。

1. 共有は管理・処分が複雑化しやすい

節税のために無理に共有状態を作ると、将来的に処分や相続人間の合意形成が困難になることがあります。共有を続けるメリットとデメリットをしっかり比較検討したうえで、最終的な判断を下しましょう。

2. 専門家との連携は必須

不動産評価や税務手続きは高度に専門的な分野です。不動産鑑定士、税理士、弁護士といった複数の専門家と連携し、個別の事例に応じた最適なプランを設計することが欠かせません。誤った申告や評価を行うと、追徴課税やトラブルに発展する恐れがあります。

3. 早めの相続対策

相続発生後にバタバタと手続きを始めると、時間的制約や感情的な対立から、十分な節税対策ができない場合があります。被相続人が健在なうちから、生前贈与や遺言書の作成などを進めておくことで、共有持分不動産における税金対策をより効果的に行うことができます。

まとめ

共有持分不動産の相続は、共有者同士の調整が必要となるだけでなく、評価や税務手続きが複雑化しやすいのが特徴です。しかし、以下のポイントを押さえておけば、税金を安くする余地は十分にあります。

  1. 共有持分の評価減を正しく適用し、相続税を抑える
  2. 小規模宅地等の特例をはじめとする各種特例・控除を活用する
  3. 遺言書や生前贈与を上手に使い、相続時点での財産評価を調整する

大切なのは、「節税」と「将来のリスク管理」をバランスよく考えることです。共有による評価減が見込めるからといって、安易に共有状態を選択すると、後々の管理や処分が大きな負担になる可能性もあります。相続発生前から専門家と連携し、家族全員が納得できる形で相続対策を進めることが重要です。共有持分不動産の相続でお悩みの方は、ぜひ早めにご相談ください。

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