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トラブル解決 共有持分

2025年4月27日

相続税が重くなる前に!共有状態の不動産を早期に整理するメリット

相続が発生して複数人が同じ不動産を共有することになると、意思決定や管理費用の分担などでトラブルが生じがちです。しかも、共有状態を放置すると相続税・譲渡所得税の計算がややこしくなり、結果的に多額の税金を支払うはめになることもあります。本記事では、不動産鑑定士・宅地建物取引士の視点から、「共有状態の不動産を早期に整理するメリット」と「具体的なステップ」を解説。相続税が重くなる前に、どのように動き出せば良いかを参考にしてください。

共有状態を放置すると何が起こる?

共有状態のままで年数が経過すると、以下のような問題が生じやすくなります。

1. 相続人が増え、権利関係がさらに複雑化

共有状態の不動産が次の相続に引き継がれると、共有者の数は雪だるま式に増加。合意形成がますます困難になり、共有物分割請求や競売リスクが高まります。

2. 空き家や老朽化で資産価値が下落

管理責任の所在が曖昧だと、建物が放置されて空き家化し、固定資産税の負担だけ増大。結果として売却時には相場を大きく下回る価格しかつかない事態に。

3. 相続税や譲渡所得税の計算が複雑に

共有状態のまま売却や二次相続が行われると、取得費や持分割合の算定に時間と手間がかかり、場合によっては税務署に指摘されて追徴課税が発生することもあります。

早期整理がもたらすメリット

では、共有不動産を相続直後や生前のうちに整理しておくと、どのようなメリットが得られるのでしょうか。

1. 税務手続きがシンプルに

共有状態を解消して単独所有に近づけたり、一括売却してしまえば、相続税や譲渡所得税の計算がはるかにラクになります。持分ごとの所得や評価を計算する必要がなく、申告漏れや間違いを起こすリスクを下げられます。

2. 資産価値を保ちやすい

誰も管理しないまま老朽化するのを待つよりも、早期に売る・賃貸に出す・リフォームするなどの積極的な行動を起こしたほうが、市場価値を高く保ちやすいです。兄弟姉妹で「どう活用するか」合意できれば、売却益や賃料収入をより多く得られます。

3. 親族間の関係悪化を予防

共有状態で長期間放置すると、不公平感や不満が蓄積して親族間の仲が険悪になることも。早期の意見調整と解決は、家族関係を円満に保つうえでも大切な手段です。

具体的な整理ステップ

共有状態を解消し、相続税や紛争を回避するために、以下のステップを考慮しましょう。

1. 不動産鑑定士の評価を取得

まずは不動産鑑定士に依頼して客観的な評価額を算出します。これにより、「売るとしてもいくらが適正価格なのか」「誰かが買い取る場合、いくらを支払うべきか」が明確になり、共有者間の合意形成が容易になります。

2. 共有契約または買い取りで単独所有へ移行

誰か一人が他の共有者の持分を買い取る形が最もシンプルです。買い取り資金をどう工面するか、買い取り金額をどう設定するかは、専門家の助言を仰ぎながら進めるとよいでしょう。
もし完全な解消が難しいなら、共有契約(協定)を結んで管理や将来の売却方法などをルール化しておきます。

3. 相続税・譲渡所得税の計算と節税策の落とし込み

税理士と連携し、小規模宅地等の特例長期譲渡所得の優遇などを活用できるか確認しましょう。物件の用途(居住用・賃貸用)によっても適用される節税策は変わるため、事前に情報を整理しておくのがポイントです。

実際の成功例:相続直後の合意形成で高値売却

あるケースでは、親が亡くなってすぐに兄弟姉妹全員で話し合いを行い、「物件を売るか、誰かが買い取るか」を検討する場を設けました。結果的には、全員がなるべく早く資金化を望んでいたため、マルチエージェント契約で市場に出し、相場より高めの価格で買い手を確保。
相続税申告にも間に合うタイミングで売却できたため、借金や不公平感を生むことなく、円満に相続税も納付できました。この例のポイントは、相続直後にスピード重視で共有状態を解消したことにあります。

まとめ

共有状態の不動産をいつまでも放置すると、相続税が重くなるだけでなく、物件の老朽化や家族間トラブルを招きやすいのが現実です。しかし、以下のような行動を早めに取ることで大きく状況を改善できるでしょう。

  1. 相続直後から不動産鑑定士の評価・税理士の助言を得て正確な情報を共有
  2. 共有契約で意思決定ルールや費用負担を明確化、または買い取りで単独所有
  3. 小規模宅地等の特例や借家建付地評価などの節税策をフル活用
  4. 競売リスクを避けるため、裁判所に持ち込む前に調停や仲裁で合意形成を目指す
  5. 相続発生前から生前贈与や遺言書でそもそもの共有を作らない工夫も検討

「相続税が重くなる前に動く」ことが、資産を最大限に活かし、家族関係を円満に保つうえでもっとも重要です。専門家との連携を早めに始め、後悔のない選択を進めてください。

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