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2025年4月11日

家族が反対しても説得可能!弁護士・鑑定士と進める“訳あり土地”の売却交渉術

「親族が反対して売りたい土地が売れない」「隣人との境界トラブルがあるから怖くて買い手がつかない」――こうした“訳あり土地”は、一見売却が難しそうに見えます。しかし、不動産鑑定士・宅地建物取引士の視点からすると、弁護士のサポートを得ながら家族を説得し、問題点をクリアにしていくことで十分に円満かつ高値で売却できる可能性があるのです。本記事では、家族が反対しても納得させるポイントや、弁護士・鑑定士を巻き込んで進める交渉術を解説します。

なぜ家族が売却に反対するのか

家族が「売りたくない」と言う背景には、以下のような理由が考えられます。

1. 思い出や愛着が強い

故人の思い出が詰まった土地や実家などは、感情的な抵抗が生まれやすいです。特に年配の家族は「先祖からの土地を手放すなんて…」という考えを持つことが多いです。

2. 共有名義で利益分配が曖昧

兄弟姉妹で共有している場合、売却益をどう分配するか明確にならず、「自分だけ損するのでは?」という不安が家族の反対につながることがあります。

3. 近隣トラブルを解決する手間を嫌う

「隣人との境界問題が面倒」「売るためにトラブル解消に時間がかかるくらいなら放置でいい」と思う家族がいるかもしれません。結果的に長期的な固定資産税負担や資産価値の下落を招くリスクがあります。

弁護士・鑑定士が果たす役割

家族内で意見が割れているときに、専門家のサポートが有効です。以下のように役割が明確化するとスムーズです。

1. 弁護士:権利調整と家族調停

弁護士が家族全員からヒアリングし、遺産分割協議共有契約を法的に整理します。強く反対する家族にも法的根拠を示しながら説得し、必要なら調停仲裁を提案して解決へ導きます。

2. 不動産鑑定士:価値算定と減価要素の提示

“訳あり土地”が老朽化、境界不明、借地権などで下がる価値を客観的に示すのが不動産鑑定士。減額要因を明らかにして相続税や譲渡所得税を抑える根拠を提供し、売却価格の根拠としても活用できます。

3. 税理士:相続税・譲渡所得税の最適化

売却益から支払う譲渡所得税や、相続時の相続税計算をシミュレーションし、節税効果のある売却タイミングや方式を提示。家族にとって「売ったほうが得になる」理由を数字で示してくれます。

家族を説得するための交渉ポイント

単に「売りたい」と言うだけでは反対派の家族を動かすのは難しいもの。以下のポイントを押さえて説明しましょう。

1. 維持費・固定資産税の実態を可視化

「これまで何年間で合計いくらかかったのか」「今後10年間で修繕や税金にどれくらい必要か」を具体的な数字で示すと、放置の負担を家族が実感しやすいです。

2. 売却後の利益分配シミュレーション

売却益を共有者の持分割合ごとに振り分ける具体案を出すと、「自分の手元にどれだけ入るのか」が分かり、興味を持ってもらえます。不動産鑑定士の評価を提示すれば納得度も高まるでしょう。

3. 節税によるメリットの強調

「相続税を払うために別の財産を処分するより、不動産を売って納税資金を確保した方がトータルで得する」と示せば、家族が合意しやすくなります。税理士の助言が不可欠です。

近隣トラブル解決を前提に売却を加速

隣地との問題や借地権・境界不明がある場合、以下のステップで解決してから売り出すと高値が狙えます。

1. 測量と境界協定

土地家屋調査士や弁護士の協力で正確な測量を実施。境界確定協定を結び、役所に図面を提出すれば、買い手が安心して購入できる状況を作れます。

2. 借地権問題は一括交渉か切り離し

借地人がいる場合は借地権の評価を明確化し、買い手にその価値・リスクを伝える。立退きが必要なら補償プランを提示し、早期合意を図る。再開発予定があれば投資家が好意的に検討する可能性も。

まとめ

家族が反対しても、弁護士・不動産鑑定士・税理士と連携すれば、近隣トラブルや相続税問題をクリアして“訳あり土地”を円満に売却できます。以下のステップを参考に行動を起こしてみてください。

  1. 共有者間で共有契約を取り交わし、売却方針や利益配分を明文化
  2. 弁護士が立ち合い、反対者や隣人との合意形成を進める(調停・合意書作成)
  3. 不動産鑑定士の評価書で、欠点(老朽化・境界不明)を減額要因として主張し、買い叩きを防止
  4. 税理士と相談し、相続税や譲渡所得税の特例(小規模宅地等、長期譲渡など)を最大限活用
  5. 近隣トラブル(測量、借地権)を前もって解決し、投資家や一般ユーザーに競合入札を促す

「家族が反対しているから仕方ない」「隣人とのトラブルが面倒」と先延ばしにすると、維持コストや固定資産税が積み重なる一方です。専門家との協力で冷静に問題を整理し、最適な売却交渉術を使うことで、想定以上のスムーズな成果が得られるでしょう。

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