放置された空き家が狙われる時代
富山市で空き家に侵入し、金杯などを盗もうとした38歳の会社員の男が逮捕されました。警察は転売目的とみて捜査中。全国的に増える「空き家侵入・窃盗事件」は、相続放置や管理不全によって生じる深刻な社会リスクとなっています。
今月2日から4日にかけて、富山市内の空き家に侵入し金杯などを盗もうとしたとして、滑川市在住の38歳の会社員の男が逮捕されました。容疑は邸宅侵入と窃盗未遂。男は犯行を認めており、警察は転売目的による空き家侵入事件とみて捜査を進めています。
参照:TBS NEWS DIG|空き家に侵入し“金杯”など盗もうとしたか
事件は、男が空き家の部屋を物色中に所有者の親族が偶然訪れたことで発覚。即座に通報され逮捕に至りました。近年、全国で同様の空き家侵入・窃盗事件が増加しており、警察庁によれば「無人の空き家は狙われやすく、侵入検挙率も低下傾向」にあります。
◆ 管理不全空き家が犯罪を誘発
管理されていない空き家は、犯罪者にとって格好のターゲットです。外見から「人が住んでいない」と判断され、侵入・転売・放火・不法投棄といった犯罪の温床になりやすい傾向があります。
国土交通省の調査では、全国の管理不全空き家は約50万戸、特定空き家を含めると約4万戸が倒壊や治安悪化のリスクを抱えています。相続放置や所有者不明化が進むと、行政指導が及ばず「誰も責任を取らない空き家」が増える危険があります。
◆ 治安・資産価値・地域安全への影響
空き家の放置は、治安悪化だけでなく周辺住民の不安感や不動産価値の下落にも直結します。
自治体の中には、防犯カメラ設置や巡回強化で「空き家の見守り」体制を構築する地域も増えていますが、根本的な解決には所有者による管理責任と早期の利活用が不可欠です。
◆ 株式会社SAの視点
株式会社SAは、共有持分や再建築不可、底地など「訳あり不動産」を専門に扱い、空き家の買取・再生を行っています。今回の事件は、放置された空き家が治安リスクへ転化する現実を象徴しています。
私たちは、相続放置で管理不全になった物件の「出口戦略」を設計し、売却・整理・再生を通じて地域の安全と資産価値を守る取り組みを進めています。
◆ まとめ
富山市の空き家侵入事件は、放置空き家が持つ治安リスクの象徴です。
「誰も住まない家」は、時間の経過とともに犯罪・倒壊・資産価値の下落という三重苦を招きます。
空き家問題は「管理」から「活用」へ。相続や所有で悩む人こそ、早めに専門家へ相談し、安全な解決策を講じることが大切です。
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