空き家が「事件現場」になる現実
埼玉県さいたま市で、空き家が舞台となった殺人・放火事件が発生しました。容疑者は金銭を盗む目的で侵入し、発覚を恐れて殺害に及んだと供述。空き家が治安リスクとして顕在化する中、放置による危険性が改めて問われています。
2025年9月6日、さいたま市桜区の空き家で火災が発生し、焼け跡から住人女性(60)の遺体が発見されました。埼玉県警は26日、この女性の知人で群馬県太田市の大工・松島金夫容疑者(70)を殺人容疑で再逮捕。容疑者は「金を盗む目的だったが、ばれてしまい殺した」と供述し、容疑を認めています。
参照:読売新聞|空き家で60歳女性の首絞め殺害か、知人の70歳男再逮捕
◆ 犯行の経緯
松島容疑者は6日午前から午後にかけて被害女性の首を絞め窒息死させた疑い。事件当日、空き家では火災も発生し、焼け跡から遺体が見つかりました。防犯カメラ映像などから容疑者が特定され、事件発覚直後には被害女性のスマートフォンと現金97万円を盗んだとして窃盗容疑で逮捕されていました。
県警によると、2人は2年前にパチンコ店で知り合い、容疑者は「荷物の搬入を頼まれ、5,000円で引き受けた」と説明していたといいます。
◆ 空き家が「事件現場」となるリスク
今回のケースは、空き家が単なる防災や景観問題にとどまらず、犯罪リスクの温床となりうることを示しました。
・人目につきにくいため不正侵入されやすい
・近隣住民が異変に気づきにくい
・放火や不法投棄の対象になる
といった特徴が、事件やトラブルを誘発します。
◆ 相続・放置が背景に
全国の空き家の6割は相続をきっかけに発生しているとされ、所有者が不明確なまま放置されるケースが後を絶ちません。管理不全や権利関係の複雑化が「使えない空き家」を生み、最悪の場合は今回のような事件現場になるリスクを高めます。
◆ 株式会社SAの視点
株式会社SAでは、共有持分・再建築不可・底地など扱いにくい不動産を資産へ転換する事業を行っています。今回の事件は、空き家を「放置すれば社会的リスクになる」ことを如実に示しました。
私たちは、所有者や相続人に「出口戦略」を提供し、活用や売却を通じて空き家が犯罪や災害のリスク源とならないようサポートしています。
◆ まとめ
さいたま市で起きた空き家殺人事件は、空き家が治安上の脅威となる現実を突きつけました。
空き家は管理責任を伴う資産であり、放置すれば地域の安全や生活環境に深刻な影響を及ぼします。
「空き家は動かさなければ負動産、動かせば資産」。いま一度、家族と専門家で空き家の未来を考えることが必要です。
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