仕事はやりがいが重要ですが、やはり給与も重要です。
一番重要なのは給与かも知れません。
お金に興味がなくやりたいことに没頭する人やそれが許される人は幸せですが、家族がいるなども含め、最低限の給与は必要という人がほとんどのはずです。
綺麗事だけではなかなかというのが現実かなと思います。
先日とある起業2年目の社長さんとお話ししたときに「御社は給料の決め方はどのようにされていますか?」と聞かれて、私がすっかり忘れていたことに気がつきました。
今、SAは性別・年齢・経験を問わず一律の報酬基準で運営しているため給与を決めるという行為がないのです。
そこで起業当初どのように給与を決めていたかを思い出しました。
これには自分で作ったルールがありまして、あまり人に話したことはありませんでした。
秘伝の奥義ではなく、単純に聞かれたことがなかったです・・・
すごいノウハウならいいのですが、当たり前じゃんレベルです。
結論「辞めて欲しくない人には高く、普通の人には普通に払う」ということです。
声が大きい人や主張が強い人には多めに払い、寡黙な人やお金に興味がなさそうな人には少なめに(少なくていいかという感覚)払うという経営者は私を含めて一定数いるのではないでしょうか。
イメージは値切ってきたら安くするけど、値切ってこなければ定価のままという感じです。
例えば、これだけは絶対に避けたいというものです。
メンバー「申し訳ありません。3ヶ月後に退職させていただきます」
酒井 「え?どうにか考え変わらない?」
メンバー「決めてしまったことなので・・・」
酒井 「給与を倍にするから何とかならないかな?」
これって私がセコいんですよね。
そもそも倍出せるなら、先に倍出しなさいよってことです。
辞めて欲しくない人には、どんどん良い条件を提示するべきであり、その逆もあるかも知れません。
それでも「退職します」となることもありますが、全力を尽くした結果なので、自分にも納得感があるのです。
払うサイドである経営者から見る給与とは「ケチやセコい自分との闘い」なのかも知れません(私だけかも知れませんが・・・)
2025年4月20日