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トラブル解決 共有持分

2025年3月19日

あなたの共有持分の価値はいくらですか?

不動産にはさまざまな所有形態がありますが、その中でも「共有持分(きょうゆうもちぶん)」と呼ばれる形態は、意外と多くの方が経験する可能性のあるものです。共有持分とは、一つの不動産を複数人で所有している場合に、各人がどれだけの割合(持分)を持っているかを示す概念です。たとえば相続時に兄弟姉妹で土地を受け継いだり、夫婦で共同名義の住宅ローンを組んだりと、思いのほか身近な場面で共有持分が発生することがあります。

そんな共有持分ですが、「実際にどれくらいの価値があるのか?」と疑問を抱く人も少なくありません。というのも、単独所有の物件と比較すると流動性が低く、買い手が見つかりにくいケースがあるからです。また、共有者間でのトラブルや管理方法の違いによっては、実際の査定額が理想よりも下がることもしばしば。本記事では、不動産鑑定士・宅地建物取引士としての専門的な知見を踏まえながら、初心者の方にもわかりやすいよう「不動産共有持分の価値をどのように査定すべきか」を解説します。専門用語はできるだけ避け、なるべくシンプルにまとめていますので、ぜひ最後までお読みください。

共有持分とは?改めてその概念をおさらい

共有持分を理解するうえでまず押さえておきたいのは、「不動産を物理的に分割しているわけではない」という点です。一戸建ての家であれ、マンションの一室であれ、建物の構造そのものを分割して所有しているわけではありません。あくまでも法的に「○分の1」「○分の2」といった形で権利を共有している状態なのです。

具体的には、土地の相続で発生するケースが典型的です。親から200坪の土地を2人の子どもが相続し、それぞれ100坪相当の持分を取得した場合、両者とも200坪すべてを使用・処分する権利を持っています。ただし、実際に単独で決定権を行使しようとすれば、もう一方の共有者との協議や同意が必要となります。こうした「単独では自由に処分できない」という点が、共有持分の大きな特徴であり、同時に価値算定を難しくする要因のひとつでもあります。

共有持分の価値が気になる理由

「共有持分の価値を知りたい」という声が出るのは、主に以下のような場面です。

1. 相続や離婚などでの財産分与

相続で土地を受け継ぐ場合、共有状態を解消しないまま財産分与として行われることが少なくありません。また、離婚の財産分与で住宅ローンを一緒に組んだ夫婦の名義をどうするか、という問題が発生する場合もあります。その際、「自分の持分はいくらで評価されるのか」を知っておくことで、公平な財産分割ができるようになります。

2. 持分だけを売却・譲渡したい

共有者の一人が「自分の持分だけでも売却して現金化したい」と考えるケースは少なくありません。特に、固定資産税や管理費用の負担が重くなってきたときや、急な資金需要が生じたときなど。ただし、持分のみの売却は買い手が見つかりにくく、単独所有の不動産よりも安値になりやすい傾向があります。そのため、実際の価値を正しく把握することが欠かせません。

3. 共有者間のトラブル回避

共有者間で管理方針が合わない、費用負担について対立がある、などのトラブルを防ぐためにも、客観的な査定は役立ちます。共有者全員が「現在の市場評価はどれくらいなのか」を知っておけば、不公平感の少ない話し合いができます。

共有持分を査定する際の基本的な考え方

共有持分の価値を査定する際、単独所有の不動産を査定する場合とはいくつか異なるポイントがあります。大まかにいえば「物件全体の評価を出す→持分割合をかける→調整要素を加味する」という流れです。ただし、共有特有の調整要素(ディスカウント要因)があるため、単純に「全体の評価額×持分割合」で済むわけではありません。以下で詳しく解説していきます。

1. 物件全体の評価をまず行う

最初のステップは、あくまでも「不動産全体の評価」を把握することです。土地や建物の所在地や広さ、築年数、市場動向などを総合的に考慮して、「この不動産がもし単独所有なら、だいたいどれくらいの価格がつくか」を想定します。ここには、公示価格や路線価、実際の取引事例などが参考データとして用いられます。

2. 各共有者の持分割合を掛け合わせる

物件全体の評価額が分かったら、つぎに「各共有者の持分割合」を掛け算することで、理論上の持分評価が算出されます。たとえば全体で2,000万円の評価がつく土地を2分の1ずつ共有している場合、各人の理論上の持分は1,000万円という計算です。しかし、これはあくまで理想的な理論値にすぎません。

3. 共有特有の調整(ディスカウント)を考慮する

共有状態では、持分だけ売却しても買い手が自由にその土地や建物を利用できないなどの制約があります。共有者の一部だけを変えようとしても、新しい購入者は他の共有者との折衝リスクを抱えることになり、市場で敬遠されがちです。
こうした「流動性の低さ」や「法的・心理的な制約」を考慮すると、通常は何割かのディスカウントが避けられないのが実情です。具体的な割合は物件の立地や共有者関係などによって異なり、一律には決まりませんが、全体評価に比べて20~50%程度下がることも珍しくありません。

査定の具体的な手順

ここでは、不動産鑑定士や不動産会社が共有持分を査定する一般的な手順をもう少し具体的に紹介します。ケースバイケースでアプローチが変わる部分もありますが、大きく分けて以下のような流れが代表的です。

1. 物件の調査・確認

まずは物件の基本的な情報を徹底的に調べます。住所や地番、登記情報、接道状況、用途地域、建ぺい率・容積率、建物の構造、築年数、占有状況(誰が住んでいるのか、賃貸中か)などです。
また、共有者が何名いて、それぞれが何分の何を所有しているか、過去にどのような売買や相続があったのかなどの経緯も把握します。特に持分の譲渡履歴がある場合、その取引価格が参考資料になることも多いです。

2. 周辺相場の調査

続いて、周辺地域の取引事例をチェックします。これは単独所有物件の査定と同じで、近隣エリアで最近取引された類似物件の価格を調べ、そこから物件の立地や条件に合わせて調整を加える形です。
しかし、「共有持分として取引された事例」があれば、そちらの情報がより参考になります。売却実績が公開されていないことが多いので、不動産会社や専門家のネットワークやデータベースを駆使する場合が多いのが実情です。

3. 全体の評価額を算定

上記の情報をもとに、まずは「もし単独所有だった場合に、この不動産はいくらで売れるか」を算定します。これは一般的な不動産評価の手法(取引事例比較法や収益還元法、原価法など)を駆使して出すものです。

4. ディスカウント率を決定

最も難しいのが、この「ディスカウント率(減価率)」の判断です。共有者の関係性が良好で、将来的に他の共有者が持分を買い取ってくれる見込みが高い場合は、ディスカウントを低めに見積もることもあります。
一方、他の共有者とのコミュニケーションが難しく、長年トラブルが絶えないケースや、物件そのものが売れにくい地域である場合には、高めのディスカウントが必要になることもあります。また、すでに賃貸に出しており、家賃収入が得られる場合などは別の観点からの評価が加味されます。

5. 最終的な評価額の提示

上記のステップを踏まえたうえで、最終的に「○○万円~○○万円程度」というレンジで評価額が提示されるのが通常です。共有持分の査定にはどうしても不確定要素がつきまとうため、単独所有の物件よりも「幅を持った査定」になることが多い点に留意しましょう。

査定額が上がる・下がる主な要因

共有持分の査定に影響を与える要因はいくつかありますが、ここでは代表的なものを見てみましょう。

1. 共有者同士の関係性

共有者同士が協力的であれば、将来的に共有状態を解消しやすかったり、持分を買い取ってもらうハードルが低かったりします。こうしたケースでは査定額がやや高めに出る場合があります。逆に、共有者同士で長期的な対立があり、共有物分割訴訟などのリスクが高いときは、ディスカウント率が大きくなる傾向があります。

2. 立地・周辺環境

単独所有の不動産と同じく、立地や周辺環境は価格を左右する重要な要素です。駅から近い、商業施設が充実しているなど、需要が高い地域ほど共有持分でも買い手がつきやすく、相対的に高値が期待できます。逆に需要が低いエリアでは、共有持分の売却はさらに困難になるため、査定額は大きく下がりがちです。

3. 建物の状態や将来の利用可能性

築古の建物で大規模修繕が必要な場合や、再建築不可物件などは、単独所有でも価値が下がりますが、共有持分の場合はさらに評価が厳しくなります。一方で、新しい建物や賃貸事業が順調に運営されている物件は、投資用としての魅力があり、査定額が高まりやすいです。

共有持分の査定を依頼する際のポイント

共有持分を査定するためには、不動産会社や不動産鑑定士など専門家の力を借りるのが一般的ですが、依頼する際には以下の点を意識するとスムーズです。

1. 目的を明確に伝える

「売却を検討しているのか」「相続分を確定したいのか」「他の共有者に買い取ってもらう交渉材料にしたいのか」など、査定をする目的をはっきりさせましょう。目的が明確になると、専門家も評価の際に重点を置くポイントを絞りやすくなります。

2. できるだけ詳しい情報を提供する

登記情報や過去の売買事例、共有者数・持分割合、さらには建物図面や権利関係の書類など、可能な限り詳しい資料を用意しておくとよいでしょう。情報が多いほど、より正確な査定結果が得られます。

3. 複数の専門家に相談する

共有持分の査定は一定の不確実性があるため、鑑定士によって考え方やディスカウント率の設定が異なる場合があります。複数の専門家の意見を聞き比べることで、相場感をつかみやすくなり、交渉の材料としても活かせるでしょう。

まとめ

共有持分は、一つの不動産を複数人で所有していることから発生する権利形態です。単独所有物件の査定よりも複雑で、ディスカウント要因が大きく働くのが特徴です。まずは「物件全体の評価」を把握し、そこに「持分割合」と「共有状態によるデメリット(ディスカウント要素)」を加味して最終的な価値を算定していきます。
査定を行う際には、共有者同士の関係性、立地・周辺環境、建物の状態、賃貸の有無など、さまざまな要素を考慮する必要があります。特に「将来的に共有を解消しやすいかどうか」「他の共有者が買い取る意思を持っているかどうか」は大きなポイントです。
もし共有持分の価値に疑問がある、売却を検討している、相続や離婚などで財産分与が必要だという方は、一度専門家に相談し、正確な査定を受けることをおすすめします。査定結果を踏まえた上で、共有状態の解消や持分売却の是非を検討すると、よりスムーズに問題を解決できるでしょう。

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