私はプロ野球が好きで良く見ます。
このプロ野球には「現役ドラフト」という制度があります。
簡単に言うと、現在のチームでは戦力としてはいらないけれど、他チームが欲しい場合には移籍できるという制度です。
例えば、ソフトバンクホークスというチームがあります。
あのソフトバンクのプロ野球チームなのでお金もあるのでとにかく強い。
そのため選手層も厚いというか分厚い。
ソフトバンクではレギュラーになれない選手でも他チームならレギュラークラスというもの珍しくないです。
でもこれは理解できるのです。
甲子園優勝チームではベンチの控えでも甲子園1回戦レベルのチームならレギュラーになれるというのはわかります。
不思議なのは、最下位の弱いチームの2軍なのに、もっと強いチームに移籍してレギュラーになったり、過去5年で蓄積したホームランを移籍1年目で悠々超える選手もいます。
これは実力というよりも監督やチームの雰囲気や相性で実力が開花するのだと思います。
1年で一気に実力がついたのではなく、何らかの複雑な要因が重なり、その選手の実力が発揮できるステージが用意された結果だと思います。
この難しいのは、このチームに移籍すれば全員が実力を発揮するというものではなく、絶対的な法則性がないという部分です。
ただ、素人の意見ですが、このチームに移籍すれば、成長する確率が高いというチームがあります。伝統的なチームよりも総じて雰囲気が明るく、監督も選手も自由を尊重しているけれども、しっかりした厳しさがあるような気がします。
仕事も高い能力のメンバーを集めれば良いという単純なものではなく、能力よりも働きやすい環境や雰囲気を作ることが強い組織を作る秘訣かも知れないです。
2024年8月4日