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2025年4月1日

再建築不可物件を共有してしまったら?活かし方と手放し方を徹底解説

相続や共同購入によって得た不動産が「再建築不可物件」だった場合、その不動産を共有名義で所有していると、使い道や手放し方にさらに頭を悩ませることになりがちです。再建築不可物件は新たに建物を建て替えることができず、資産価値が下がりやすい一方で、うまく活用できれば意外な収益源になる可能性もあります。本記事では、不動産鑑定士・宅地建物取引士の専門的見地から、再建築不可物件を共有してしまった際の活かし方と手放し方を徹底解説します。ぜひ参考にして、共有者同士でのスムーズな意思決定と、最適な資産活用を目指しましょう。

再建築不可物件とは?共有者が知っておくべき基礎知識

まず、「再建築不可物件」とは何かを整理しておきます。再建築不可物件とは、建築基準法上の道路に適切に接していないなどの理由で、新築・建て替えが原則として許可されない土地や建物のことを指します。
具体的には、下記のようなケースが多いです。

  • 接道義務を満たしていない(幅員4m以上の道路に2m以上接していない)
  • 都市計画道路の予定地や法令上の制限がかかる場所に立地している
  • 既に建物が老朽化しているが、取り壊して新築すると違法になる

このような再建築不可物件は、建て替えができないため市場価値が低く、ローン審査が厳しくなることも多い物件です。共有状態であれば、さらに活用や処分が難しくなるリスクがあります。

再建築不可物件を共有することのデメリット

再建築不可物件を共有している場合、通常の共有不動産と比べても、以下のようなデメリットがいっそう顕在化しやすくなります。

1. 資産価値が下がりやすい

再建築不可物件は新築工事が認められないため、家屋を壊して更地にしても建て替えができません。将来的に賃貸や転売などを考えていても、需要が限られるため価格は大幅に低下しやすいという特徴があります。
共有者が複数いると「売却したい人」「保有を続けたい人」が対立するケースが多く、長期的な共有状態が続くと資産価値がますます下がるリスクが高まります。

2. 管理・維持費の負担が重い

建物が老朽化している場合、修繕費や維持管理費がかさむ可能性があります。再建築不可物件は大規模リフォームでバリューアップを図ることも一案ですが、建て替えができない制約があるため費用対効果が読みづらいという問題も。
また、固定資産税や火災保険などの費用を共有者同士でどのように分担するかが曖昧だと、トラブルに発展しやすくなります。

3. 売却や賃貸で共有者の同意が必要

共有名義の場合、物件の売却や賃貸契約などの重要な決定には共有者全員の合意が必要です。「すぐに売りたい人」と「思い出があるから手放したくない人」が対立すれば、意思決定が滞りやすく、結果として物件が放置される状況に陥るリスクが高まります。

それでも活用の余地はある!再建築不可物件の活かし方

デメリットが大きく見える再建築不可物件ですが、条件や工夫次第で活用の余地がまったくないわけではありません。以下では、実際に検討できる活かし方をいくつかご紹介します。

1. 大規模リフォームによる利活用

再建築不可物件は建て替えができないものの、リフォームやリノベーションは可能なケースが多いです。建物自体を解体しない範囲で、耐震補強や内外装の改装を行い、賃貸物件やゲストハウス、シェアハウスとして運用する手法があります。
ただし、リフォーム後の家賃相場や改装費用をしっかり試算しないと、費用対効果が合わない可能性も高いです。共有者全員が納得できるビジネスプランを事前に立てておくことが重要です。

2. 敷地の分筆や隣地との一体利用

もし再建築不可となっている原因が「道路に接していない」点にある場合、隣接する土地との合筆分筆により、再建築の要件を満たせるか検討する余地があるかもしれません。
また、隣地所有者と協議して通路部分を共有化したり、セットバックして幅員を確保することで再建築が可能になるケースもあります。行政との協議や測量手続きが必要となるため、専門家のサポートを受けるとスムーズです。

3. 土地利用の特殊用途を探る

再建築不可物件でも、駐車場や資材置き場簡易な倉庫などの用途であれば需要が生まれる可能性があります。周辺環境や立地条件によっては、収益性こそ高くないものの、固定資産税などの出費をある程度カバーできるかもしれません。

手放す場合の選択肢と注意点

「活用するよりも、共有者同士の関係や費用負担を考えると手放したい」という場合、再建築不可物件の売却や処分には次のような選択肢があります。

1. 共有者間の買取・売却

最もスムーズなのは、一人の共有者が他の共有者の持分を買い取って単独所有にする方法です。思い入れのある方や投資に意欲がある方がいれば、その方が買い取ることで共有状態を解消できます。
一方で、買い取り資金の確保が難しかったり、所有意欲がある共有者がいない場合はこの方法が成立しません。

2. 不動産業者への直接売却

再建築不可物件を専門に取り扱う不動産業者や、投資家に買い取ってもらう方法もあります。

  • 短期間で現金化できる
  • 共有者全員の合意があれば手続きが比較的シンプル
  • 価格は通常の不動産より安くなる傾向が強い

特に、共有状態のままでは売りにくいという理由で、さらに値下げを求められるケースもあるため、交渉には慎重になる必要があります。

3. 共有物分割請求による強制的な解消

他の共有者が売却に応じず話し合いが進まない場合、共有物分割請求という法的手段で強制的に共有を解消する方法もあります。最終的には競売にかけられる可能性があり、市場価格より大幅に低い落札価格がつくことが多い点に注意が必要です。
法的手続きには時間と費用がかかるため、任意の話し合いで合意できるのであれば、そちらを優先する方が無難です。

共有者同士の話し合いを円滑に進めるコツ

再建築不可物件を共有していると、どうしても意思決定が難航しがちです。以下のポイントを押さえて話し合いを進めると、円滑に合意形成しやすくなるでしょう。

1. 客観的な評価を取得する

不動産鑑定士の評価や不動産会社の査定額を取り寄せ、物件の客観的な価値を共有者全員が把握しておくことが大切です。再建築不可であるため、通常よりも低い評価となりがちですが、正確な数字が話し合いのベースになることで、感情論だけに流されずに済みます。

2. 誰がどのくらいの費用負担をするか明確に

共有物件を維持管理する場合、固定資産税や修繕費などの負担割合を事前に決めておかないと、後からトラブルに発展しがちです。書面化(覚書や契約書など)しておけば、負担の不公平感を減らすことができます。

3. 早めに専門家を交えて交渉を行う

共有者同士だけで解決できない場合は、弁護士や不動産鑑定士、税理士など専門家を仲介役として活用するのも有効です。法的リスクや税務面のシミュレーションを行いながら、最適な出口戦略(活用か売却か)を見定めることができます。

まとめ

再建築不可物件を共有してしまった場合、建て替え制限による資産価値の低下や、共有状態ゆえの意思決定の難しさなど、通常の不動産共有よりもさらに複雑な問題が生じがちです。しかし、以下のポイントを押さえて取り組めば、トラブルを最小限に抑えながら最適な解決策を見いだすことができます。

  1. 再建築不可となる理由を正確に把握し、リフォームや隣地との合筆など活用の可能性を探る
  2. 共有者同士の意向を早めに確認し、合意形成が難しい場合は専門家の力を借りる
  3. 売却を選択する場合は、買い手を探す難易度や価格の下落リスクを覚悟し、複数の見積もりを比較
  4. 法的手段(共有物分割請求)は最終手段として考え、可能な限り話し合いによる任意の解決を目指す

再建築不可物件だからと言って、まったく活用価値がないわけではありません。賃貸運用やリフォームによる再生など、工夫次第で新たな収益源に変えることも可能です。一方で、維持が難しい場合は迅速に売却や共有解消を検討し、不要なリスクや費用負担を避けることが賢明です。共有者同士でしっかり話し合い、必要に応じて不動産鑑定士や弁護士など専門家を活用して、最適な道を選択しましょう。

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