底地を説明できますか?
「借地権が付いた土地=底地は売れない?」
そう思って放置していると、固定資産税と管理コストだけが増え続けます。
本記事では①底地の基礎知識 → ②主な売却ルート → ③活用アイデアを、専門用語を使わずにわかりやすく解説します。
■ 1. 底地と借地権のカンタンな仕組み
底地:土地の所有権だけを持つ
借地権:建物を建てる権利を借りている
家賃(地代)はもらえるものの、自由に売ったり使ったりしづらいのが悩みです。
■ 2. 底地を手放す3つの方法
方法 | スピード | 価格 | 向くケース |
---|---|---|---|
① 借地人へ売却 | 1〜3か月 | 相場の90〜100% | 借地人と関係良好 |
② 底地買取専門業者へ売却 | 最短7日 | 相場の80〜90% | 早く現金化したい |
③ 底地・借地権を同時売却(等価交換) | 3〜6か月 | 相場〜+10% | 借地人と共同で動ける |
ポイント:借地人が買ってくれるなら①が高値。ただしローン審査が通りにくいため、まとまらない場合は②で確実に現金化するのが一般的です。
■ 3. 売らずに収益化する2つのアイデア
◆ アイデア① 地代増額交渉
最後に地代を見直してから10年以上経っているなら、物価指数や近隣相場を資料に年+500〜1,000円/坪の増額を提案してみましょう。
◆ アイデア② 一定期間での「定期借地権」へ切替
借地人と合意の上で、更新型の借地契約を20〜30年の定期借地権に変更。
満了後は更地返還となるため、将来の活用自由度が高まります。
FAQ|よくある質問
Q. 借地人が連絡を取ってくれない場合は?
A. 内容証明で協議を求め、それでも難しい場合は底地買取業者にまとめて売却するのが現実的です。
Q. 固定資産税は誰が払う?
A. 原則として底地所有者が支払います。地代に固定資産税相当分を上乗せしているケースもあります。
Q. 相続で兄弟全員が底地を共有しています。売れる?
A. 共有者全員の同意が原則必要ですが、同意を得づらい場合は共有持分ごと買取してくれる業者もあります。
まとめ|底地は「借地人 or 専門業者」への相談が近道
底地は売却と活用の2つで解決できます。
- 借地人と交渉できるなら高値売却
- 早さと確実性なら底地買取専門業者
- 長期保有なら地代増額や定期借地
まずは無料オンライン査定で「売ったらいくら?」を確認し、最適なプランを選びましょう。