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2025年9月22日

【2025最新】空き家買取は「業者選び」が9割|失敗しない選び方・比較手順・売却フローまで徹底解説

空き家買取は「業者選び」が全て。

「古い空き家が売れない」「手間なく現金化したい」──空き家は放置コスト(固定資産税・維持管理・近隣リスク)が積み上がる一方。
本稿では、買取を前提に業者の選び方→比較手順→高く売るコツ→買取の流れ→注意点を順に解説します。仲介と迷う方のために比較表・チェックリスト・FAQ・構造化データも付けました。

 

目次

 

1. なぜ放置はNG?空き家の「見えないコスト」

  • 固定資産税・保険・草刈り等の維持費:年10〜30万円規模になりがち。
  • 劣化の加速:雨漏り・カビ・シロアリは放置ほど修繕額が跳ね上がる。
  • 法的リスク:管理不全で特定空家に指定されると是正命令や過料の恐れ。
  • 近隣トラブル:雑草・害虫・落下物で苦情→売却時の心証悪化。

「売る・貸す・解体」の結論が出ないなら、まず買取査定で手取り見込みを掴むのが最短ルートです。

 

2. 空き家買取業者の選び方:必須5ポイント

  1. 専門性:空き家(戸建/マンション/築古/再建築不可/残置物あり 等)の取扱実績が豊富か。
  2. 地域実績:売却予定エリアでの買取・再販実例があるか(相場理解×行政手続の勘どころ)。
  3. 条件の柔軟さ残置物そのまま・境界未確定・雨漏り・シロアリでも減額一辺倒でないか。
  4. 資金力・スピード:決済最短日・与信枠・自社買取か(転売前提のブローカーは遅延と減額が起きやすい)。
  5. 契約の透明性契約不適合責任免除の取扱い、手付・違約金・付帯条件(測量・解体・引渡猶予)の明確さ。

「担当者が価格根拠を説明できるか」「再販戦略が具体的か」を面談で確認しましょう。

 

3. 失敗しない「3社以上」比較のやり方(テンプレ付き)

同条件で見積を揃えるのがコツ。下記をそのままメールで送ればOKです。

 
【査定依頼テンプレート】
・物件住所/地番:
・土地面積/建物面積・築年数:
・現況:居住歴なしの空き家/残置物あり(処分は業者負担希望)
・不具合:雨漏り(有/無)、白蟻(有/無)、給排水トラブル(有/無)
・境界:確定(有/無/不明)
・希望条件:契約不適合責任は免除、引渡猶予〇日、決済最短日を提示ください
・他条件:測量・解体の要否と見積内訳も提示ください
 

【手順】
① 3〜5社に同時送信 → ② 48時間以内の一次回答で足切り → ③ 上位2社と現地同日立会い → ④ 逆オークション方式で最終価格決定。

 

4. 買取のメリット/デメリット(一覧表)

メリット デメリット
・最短1〜2週間で現金化
・片付け・修繕・広告・内覧が不要
契約不適合責任を免除しやすい
・滞納精算、越境・境界未確定なども包括対応の余地
・価格は相場の70〜90%目安(状態によっては〜50%台)
・エリアによって対応業者が少ない
・一部の難案件は買取不可の可能性

 

5. 仲介・買取・空き家バンクの使い分け(比較表)

方法 スピード 手取り 向く物件 注意点
買取 1〜2週間 相場の70〜90% 築古・残置物・雨漏り・再建築不可 等 業者選定と同条件比較が必須
仲介(一般売却) 3〜6か月 相場〜+α 立地◎/状態○・買手ニーズが見込める 内覧・清掃・価格交渉・不適合責任リスク
空き家バンク まちまち まちまち 地域で住み手を探したい/相場重視でない 成約までのサポートは自治体により差

迷ったら「仲介×買取×(必要ならバンク)」の三面査定で意思決定を。

 

6. 空き家買取の流れと必要書類(最短2週間の進め方)

  1. 一次査定(オンライン):住所・面積・築年数・現況を送付(48時間以内目安)。
  2. 現地調査:30〜60分。鍵がなくても手配可の業者も。
  3. 条件提示:金額/決済日/残置物処理/測量・解体の要否。
  4. 売買契約:重要事項・付帯設備・告知書・特約(不適合免除等)を確認。
  5. 決済・引渡:司法書士立会いで同時履行。登記と着金が同時に完了。

必要書類:登記簿謄本/本人確認書類/固定資産税納税通知書/建築確認・図面(あれば)/境界関連資料(あれば)。

 

7. 1円でも高く・早く売る7つのコツ

  1. 同条件で3〜5社に同時査定(テンプレ活用)。
  2. 情報の先出し:雨漏り・シロアリ・越境などリスクを先に開示→後出し減額を防止。
  3. 写真の質:日中・広角・外観4面・屋根・床下点検口・天井裏(可能な範囲)を添付。
  4. 「解体しない」原則:特例(固定資産税の住宅用地軽減)や買手の選択肢を残すため、解体は最後に判断。
  5. 決済日の柔軟性:月末・決算期(3月/9月)は査定UPにつながりやすい。
  6. 残置物はそのまま交渉:処分費を見込んでもらい、総額で比較。
  7. 近隣情報:私道同意・ごみ置場・自治会費などの「地域レア情報」を資料化すると評価が安定。

 

8. 契約不適合責任を避ける実務:告知・特約・インスペクション

  • 告知書の充実:雨漏り・給排水・白蟻・越境・土壌・境界・事件事故・近隣トラブル等。
  • 特約契約不適合責任免除、原状有姿、残置物含む、引渡猶予・使用貸借の清算など。
  • インスペクション(任意):結果をもって条件整理。高値狙いの仲介でも有効。

「書かない」より「書く」ほうが、結果的に減額回避につながります。

 

9. 売却前チェックリスト【12項目】

  • 3〜5社に同条件で査定依頼した
  • 現地写真(外観4面・室内主要室・屋根・床下)を用意した
  • 登記・税・境界・私道の情報を整理した
  • 残置物は「そのまま」で見積に含めた
  • 解体は保留し、買主の意向を確認した
  • 告知事項をリスト化し、契約書の表現を確認した
  • 契約不適合責任の特約を事前交渉した
  • 決済希望日・引渡猶予の希望を明示した
  • 近隣合意(私道・ごみ置場 等)の有無を確認した
  • 固定資産税の清算起算日を理解した
  • ハンコ・本人確認書類・評価証明を事前に取得した
  • 家族(共有者)と売却方針を合意した

 

10. FAQ|よくある質問

Q1. 残置物だらけでも売れますか?
A. 買取ならそのままでOKの会社が多いです。処分費込みで総額比較しましょう。

Q2. 雨漏り・シロアリ・越境があります。価格は下がりますか?
A. 状態に応じ減額はありますが、先に開示すると後出し減額を避けられます。写真・業者見積があると交渉が安定します。

Q3. 契約不適合責任が不安です。
A. 買取は免除特約が一般的。仲介でもインスペクション・告知充実でリスク低減が可能です。

Q4. 更地にしてから売るべき?
A. 解体すると土地の税軽減が外れる可能性があり、費用も発生します。原則は解体せずに査定・交渉してから判断を。

Q5. 近隣への告知は必要?
A. 法的義務は限定的ですが、私道・ごみ置場・通行等で実害がある場合は事前共有が紛争予防になります。

 


 


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