株式会社SA|共有不動産の解決実績No.1

SOLUTION

トラブル解決 底地

2025年3月10日

底地の返還トラブルを防ぐ!法的知識と税金対策を同時に学ぶガイド

「借地契約が満了するのに、借地人が立ち退いてくれない…」「建物の取り壊し費用をめぐって対立しそう」「相続税の負担が気になる」――底地の返還時には、想定外のトラブルが起こりやすいものです。さらに、将来売却を検討する際にも、返還トラブルが解決していないと資産価値に影響が出ることも。本記事では、不動産鑑定士・宅地建物取引士の視点から、底地返還をめぐる法的知識と、同時に押さえておきたい税金対策を解説し、スムーズにリスクを回避する方法をガイドします。

底地返還時に起こる主なトラブル

底地の返還とは、借地契約が終了した際に地主へ土地を返す行為を指しますが、実務では以下のようなトラブルが頻発します。

1. 借地人が立ち退きを拒否

借地借家法により、借地人は更新権や補償を強く主張できるケースがあります。契約満了後も「正当事由がない」という理由で立ち退きに応じず、裁判にまで発展することも。

2. 建物付きで返還しようとする

契約上「更地返還」が原則だとしても、借地人が建物解体費用を負担したくないという理由から、撤去せずに返還しようとする場合があります。結果として地主側が取り壊し費を負担しなければならない事態になりがちです。

3. 相続税や譲渡所得税の負担が増える

返還後に底地を売却したり、賃貸活用したりする際、相続税譲渡所得税の負担が想定以上に大きくなるケースがあります。返還のタイミングや評価方法によって税額が変動するため、事前の対策が重要です。

法的知識:借地借家法と返還のルール

底地返還時にスムーズな対応をするには、借地借家法の基本を押さえておくことが大切です。

1. 更新拒絶には正当事由が必要

契約期間が満了したからといって、一方的に「出て行ってください」と言えるわけではありません。地主が更新を拒絶するためには正当事由が必要で、家族がそこに住む計画や再開発など、具体的な理由を示す必要があります。

2. 更地返還の原則

通常は「更地にして地主へ返す」という契約条項が含まれます。しかし、実際には借地人が建物補償や取り壊し費用を地主側に求めることもあります。契約内容や過去の合意を再確認し、弁護士を交えて交渉を進めるのが有効です。

3. 裁判手続き(借地非訟など)の利用

話し合いが平行線をたどるなら、借地非訟事件手続など裁判所の手段を利用できます。裁判所の調停や審判で返還条件を強制力をもって整備する形です。

税金対策:返還後の評価と納税のポイント

底地が返還された後、売却や相続税申告に関連して様々な税務リスクが生じます。以下を踏まえて計画的に動きましょう。

1. 評価方法の見直し

返還後に借地権が消滅すれば、土地は完全な所有権として評価されます。その結果、相続税評価が上がる可能性も。一方で、老朽化や狭小など個別要因があれば、不動産鑑定士の評価を通じて減額要素を主張できるケースがあります。

2. 売却を検討する場合

底地返還後、第三者へ売却して現金化するプランもありえます。その際の譲渡所得税を考慮し、長期譲渡所得(5年超保有)や小規模宅地等の特例などを活用して節税を図ることが重要です。
また、返還直後に売るメリットとしては、納税資金を確保しやすい点があります。

3. 贈与税リスクにも注意

もし返還時の取り決めで補償金や建物代金の負担が歪になっていると、税務署から贈与とみなされる可能性があります。契約内容は弁護士や税理士と確認し、明確な合意書を作成してください。

スムーズに返還を進めるための実践ステップ

具体的な返還交渉を円滑に進めるために、以下のステップが参考になります。

1. 契約内容を再確認

借地契約書に記載された返還条件建物取り壊し更新条項を精査。追加覚書や過去の更新契約も含めて整理し、弁護士や不動産鑑定士と共有します。

2. 借地人との話し合い・補償提案

建物取り壊し費用や立退き補償など、お互いの負担をどう分担するかを明確化。強引に進めると紛糾するため、合意書に落とし込み、将来的な争いを避けます。

3. 不動産鑑定士の評価で説得材料を用意

建物の残存価値や土地の正当な評価を鑑定士の報告書で提示し、「これ以上の補償はできない」「これだけの費用は妥当」と客観的に説明することで借地人との合意形成を助けます。

4. 裁判手段(借地非訟など)の活用

協議が決裂した場合でも、借地非訟事件手続により裁判所の判断を仰げば、交渉が終わらないままズルズル続くリスクを防げます。時間と費用はかかりますが、最終手段として検討しましょう。

まとめ

底地の返還トラブルを避けるには、借地借家法や契約内容に精通し、かつ税金対策を念頭に置いた総合的なアプローチが必要です。以下のポイントを押さえ、スムーズな返還を実現しましょう。

  1. 契約書の内容と過去の更新契約を精査し、返還条件や建物撤去費用の負担を把握
  2. 借地人との交渉では補償(立退き料、撤去費など)を具体的に提示し、合意書を作成
  3. 不動産鑑定士の評価書を用い、返還時の費用・土地価値を客観的に説明
  4. トラブル解決が難航するなら借地非訟等の裁判手続を検討
  5. 返還後は税理士と相談し、相続税・譲渡所得税の負担を最適化して資産を有効活用

「返還時に借地人が素直に応じるはずがない…」と消極的になる前に、専門家の助力を得ながら正しい手順を踏むことで、意外に円満な解決が望めるかもしれません。返還と同時に生じる税金面も含め、早めの準備を行ってください。

お問い合わせ

共有持分、共有名義、再建築不可、底地などの訳あり物件でお困りではありませんか?私たちは、どんなに複雑なケースでも迅速かつ丁寧に対応する専門チームを備えています。24時間365日、お気軽にご相談ください。
【24時間電話相談OK】TEL:03-6823-2420 【問い合わせフォーム】 https://sakk.jp/contact/
訳あり物件の可能性を見出し、解決へ導くプロフェッショナルチームがサポートします。お気軽にお問い合わせください!

キーワード

カテゴリ

まずはお気軽に
ご相談ください。

お客様のお悩みをしっかりお伺いし、プロの視点で解決の糸口を見つけます。

24時間電話相談OK
03-6823-2420
24時間受付中
お問い合わせフォーム
友達登録で簡単
LINEで無料相談