空き家を高く売る5ステップとは?
「誰も住んでいない実家をそろそろ手放したい」「できれば1円でも高く売りたい」
空き家の買取・売却は準備順を押さえるだけで結果が大きく変わります。
本記事では①事前チェック → ②無料査定 → ③販路選択 → ④交渉術 → ⑤契約・引き渡しの5ステップを、写真チェックリスト付きで解説。読了後には「今すぐやること」がハッキリわかります。
- 1. 現状チェック|費用0円でできる点検ポイント
- 2. 無料査定を取るコツ|3社比較がおすすめ
- 3. 買取 vs 仲介|あなたに合う販路は?
- 4. 価格交渉で損しない方法
- 5. 契約~引き渡し|当日の流れ
- FAQ|よくある質問
■ 1. 現状チェック|費用0円でできる点検ポイント
① 外まわり
- 屋根:瓦のズレや色あせはないか
- 外壁:ヒビ・はがれ・雨だれ跡はないか
- 基礎:コンクリートに大きな欠けがないか
② 室内
- 床:歩くと沈み込む場所はないか
- 壁紙:はがれや黒カビはないか
- 水まわり:水道を5秒流し、赤水・異臭をチェック
③ 書類
- 登記簿謄本:所有者が自分名義かを確認
- 図面・検査済証:あれば査定額アップ
- 固定資産税納税通知書:課税額を把握
チェックはスマホ写真を撮るだけでOK。写真は後の査定で役立ちます。
■ 2. 無料査定を取るコツ|3社比較がおすすめ
高く売る一番の近道は「複数社に査定を依頼」すること。理由は次の2つです。
- 会社ごとに査定ロジックが違う…リフォーム想定、立地重視など評価軸が異なる
- 競争が生まれる…価格交渉の材料になる
◆ 査定依頼チェックリスト
- 必ず机上査定+訪問査定を依頼する
- 買取専門・仲介大手・地元密着の3タイプを組み合わせる
- 「現況のまま」「残置物あり」の条件で統一
メールの例:「『空き家 ○市○町』を現況のまま売却希望です。机上査定のうえ訪問可否をご教示ください。」
■ 3. 買取 vs 仲介|あなたに合う販路は?
項目 | 直接買取 | 仲介(一般売却) |
---|---|---|
現金化スピード | 最短7日 | 3~6か月 |
価格の目安 | 相場の90~95% | 相場~+10% |
手数料 | 0円 | 売買価格×3%+6万円 |
残置物撤去 | 業者が負担 | 所有者負担 |
内覧対応 | 不要 | 複数回必要 |
時間優先なら買取、価格優先なら仲介が原則。ただし買取でも「リフォーム前提」で+α提示をする業者(例:株式会社SA)があるので要比較です。
■ 4. 価格交渉で損しない方法
- 最高額と最低ラインを決める…交渉時にブレない
- 劣化ポイントを自分で把握…値引き理由を先回りして潰す
- 複数社同時返答を活用…「他社は●●万円でした」と伝える
金額提示の順番は業者→あなたが鉄則。先に希望額を言うと値上げの余地を失います。
■ 5. 契約~引き渡し|当日の流れ
- 重要事項説明…仲介なら宅建士、買取なら担当者が実施
- 売買契約書調印…印鑑登録証明・本人確認書類を準備
- 残代金決済・登記…司法書士立ち会いで同日完了
- 鍵の引き渡し…コピー含む全てを渡す
直接買取では決済と登記が同日のため、ローン残債がある場合もその場で一括返済され安心です。
FAQ|よくある質問
Q. 残置物が大量にあるけど大丈夫?
A. 買取業者なら撤去費を負担してくれるケースが多いです。仲介の場合は自費での片付けが必要です。
Q. シロアリや雨漏りが見つかったら?
A. 隠さずに申告しましょう。買取では価格に織り込み、仲介では瑕疵担保責任の対象外にする特約を入れる方法があります。
Q. 固定資産税を滞納しています。売れますか?
A. 決済時に滞納分を清算し、残金を受け取る形で売却できます。
まとめ|5ステップで「高く・早く」空き家を売ろう
空き家売却は準備→査定→販路選択→交渉→契約の順番がカギ。
- まずは現状写真+書類をそろえる
- 査定は最低3社を比較
- 時間重視なら直接買取、価格重視なら仲介
この手順だけで、同じ物件でも平均+15%の高値成約が期待できます。
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