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2024年3月15日

税務調査のイメージ

設立して7年が経ちます。

4期目あたりだったか1度だけ税務調査が来ました。

 

実は税務調査を待っているんです。

内容に自信があるからではなく、毎月税理士とかなりの時間をかけて仕訳をして、決算書を作成しているので、その結果を知れるからです。

 

弊社は不動産の買取をするため、銀行融資が事業の生命線です。

万が一、脱税などになれば銀行融資はストップしますし、それは私たちにとって死活問題になるのです。

死活問題になるのをわかっているのに故意に脱税をする経営者はいないと思いますが、税務は怖いです。

 

自分たちでは正しいと思ったことも見解の相違で脱税と言われることも想定できるからです。

実は私たちは脱税は当然しませんが、節税すらもしません。

理由は意味がないためです。

 

結局、納税はいつかするので課税の繰り延べでしかなく、右肩上がりの企業にとって節税は無意味で、節税すれば利益が少なくなり銀行評価が下がり、融資が厳しくなる。

 

不動産業という事業に限って言えば、税金を払った方が会社は大きくなるのです。

 

会社を経営する前は、粉飾決算は脱税の逆で利益を大きく見せて、税金を多く払うことになるので、脱税は理解できても粉飾する理由は全く理解できませんでした。

ただ今は、粉飾したくなる経営者の気持ちが痛いほどわかります(もちろんしませんが)。

 

 

税務署も忙しいのは理解していますが、数年に1度だと昔の資料を遡るのも大変ですし、これで間違いないと思っていたことが、見解の相違でダメとなれば大問題なので、企業側から希望した場合に限り、毎年税務調査に来て頂けるような仕組みができたらいいなと思っています。

 

私は税務調査を経験したのでわかったのですが、勉強もできるし、税務署の方と色々と話せるので案外楽しい印象です。

 

無料で隅々まで決算書を見てもらえるというのは、お得な気がするし、(ないことを祈りますが社内の)不正も見抜けるかも知れないし、私にとっては超優秀な監査のようなイメージです。

 

税務調査=怖いって思っている方も多いと思いますが、実際は、すごく丁寧で、世の中の印象とは全く違います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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