私たちSAは、2023年5月末を以って設立5年を迎える若い会社です。
多くのメンバーに恵まれて5年で年商40億超へと成長ができました。
まだ安定とは言えませんが、来期も良い成長率を確保できそうです。
主軸の不動産事業において創業から今まで危機というものはありませんでした。
あらゆる市況に対応できるような組織作りや取り扱う物件も市場に左右されにくいものに特化し、銀行融資などに頼らない方法で設立当初から会社経営をしています。
リーマンショックの融資ストップと共に倒産した不動産会社を分析し、自分で考え得る全ての局面において計算はしているつもりです(もちろん足りませんが・・・)。
そのため当面、SAが倒産することはないと個人的には楽観的に考えていました。
ところがメンバーと個人面談をしたところ、数名の方から1つだけ同じことを聞かれました。それは「社長っていつまで会社やるのですか?SAは倒産しないだろうけど、もう満足したから会社清算するわ~とかいきなり言いそうなんでやや心配」とのことでした。
現時点で会社清算するとか会社売却など一切考えていませんが、自分自身を振り返ると何かに満足すると他の道に行きたいとか言いかねない性格ではあります。
また、自分の実力のなさはわかっているので、目標も低いことも相まって満足しやすい性格でもあります。
ここを見抜かれていたのかもしれません。
経営者しては嬉しい言葉でもあり、考えさせられる言葉でもありました。
正直に言うと、私にはメンバーやその家族の人生の一部を背負っている責任感は、創業以来、全くなかったのです・・・。
今、私は46歳です。
少なくとも65歳まではやって会社を(倒産しないように)全力で継続しようと決めました。
あと20年あれば今のメンバーがどんどん独立や転職して、発展的な意味で最後は私1人となり、発展的解消でSAを終わらせることが私の大きな目標になりました。
今のメンバーとは、ずっと仕事をしていたいですが、人には寿命もあるので、あと20年しかないと思い、日々、仕事を楽しみたいと思います。