【参照】日本経済新聞
URL:https://www.nikkei.com/nkd/company/article/?DisplayType=1&ng=DGXZQOUC25B070V21C25A1000000&scode=5537
訳あり空き家の買取再販を手掛けるAlbaLinkが上場へ
空き家・訳あり物件の買取再販事業を展開するAlbaLink(アルバリンク)が、12月15日に東証グロース市場へ上場します。
対応物件は過疎地域の老朽空き家、事故物件、築古の不人気物件など、一般の不動産業者が取り扱いを避ける案件が中心です。
2025年12月期の販売件数は約3000件を見込むなど、全国的に需要が高まる空き家再販市場で存在感を増しています。
事業の強みは「仕入れネットワーク」と「マーケティング」
同社の最大の強みは、全国規模で空き家情報を収集するネットワークと、独自のマーケティング戦略にあります。
インターネット広告からの問い合わせを基盤に、査定依頼の内容や顧客属性を分析し、再度広告施策に反映させる“データドリブン営業”が特徴です。
広告費を最適化しながら利益を最大化するモデルは、空き家買取ビジネスにおける競争優位となっています。
全国19支店から47都道府県へ──仕入れ力が競争力を左右
現在19の支店を展開し、今後は47都道府県への拡大を目指します。
空き家は全国に存在するため、地域密着の支店網が仕入れスピードと情報量を左右します。
AlbaLinkは“地域に足場を置くこと”を競争力の源泉としており、今後の全国展開でさらに市場シェアを広げる見通しです。
空き家再生事業にも本格参入へ──投資家層の裾野拡大を狙う
これまでは、訳あり空き家を仕入れ、個人投資家にリフォームを委ねる販売モデルが中心でした。
しかし同社は今後、自社でリフォームまで手掛ける「空き家再生事業」に乗り出す方針を示しています。
初心者投資家でも購入しやすい“再生済み”の状態で販売することで、投資市場の裾野拡大を狙います。
この動きは、空き家問題と中古住宅市場の活性化に寄与する重要な転換点となる可能性があります。
空き家市場の成長と社会的意義──民間企業の役割が拡大
全国の空き家は約900万戸。老朽化、相続放置、管理不全が広がる中、空き家の買取・再販は社会的ニーズの高い事業として注目されています。
投資家視点では利回り獲得の魅力が強く、一方で地域視点では空き家の再生が治安改善・防災・景観維持に直結します。
AlbaLinkの上場は、「空き家ビジネス」が日本の不動産市場で重要な地位を築きつつある象徴的な出来事といえます。
株式会社SAの視点:空き家問題は“仕入れ”と“法務整理”が決め手
株式会社SAは、共有名義・再建築不可・相続放棄・老朽化・所有者不明など、より複雑な「訳あり不動産」を専門に取り扱っています。
空き家買取再販ビジネスでは、情報の正確な取得、権利整理、法務リスクの解消が不可欠であり、これらを確実に行うことが再販価値を大きく左右します。
民間企業同士が役割分担し、全国の空き家を「社会資源」として再循環させる仕組みがますます重要になります。
SAは、空き家情報の整理、権利調整、再生支援を通じ、健全な空き家市場の形成に寄与していきます。
訳あり不動産でお悩みの方へ
共有名義・再建築不可・相続放棄・所有者不明・老朽化空き家など、扱いに困る不動産をお持ちではありませんか?株式会社SAが法務整理から売却・再生までを一貫サポートします。
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