大手デベロッパーが契約者へ遅延可能性を通知
中東情勢の悪化を背景に、原油由来の建築資材の供給不安が広がり、新築マンションの引き渡し時期に遅れが生じる懸念が出ています。
三菱地所レジデンスは4月中旬以降の契約者や購入申込者に対し、引き渡しの遅延や、資材・設備機器のメーカー変更の可能性があることを伝えています。
三井不動産レジデンシャルは4月末、建築中の一部マンションの契約者に同様の通知を行い、東急不動産も同様の対応を進めています。
資材不足の背景にあるのは、原油由来建材の供給不安
影響が懸念されているのは、配管、断熱材、塗料、接着剤、壁紙、外壁に使われるプラスチック製品など、原油由来の建築資材です。
建設物価調査会も、防水材や断熱材など石油系原料に依存する資材で、供給面の懸念や価格上昇の動きが顕在化していると公表しています。
マンション建設は一部の部材が止まるだけでも工程全体に影響しやすく、価格だけでなく納期そのものが不安定化し始めています。
メーカー調査では、安定調達の見通しは6月までが3割弱
大東建託が取引先172社の資材メーカーに行った調査では、原材料の安定調達が可能な時期を6月分までとした企業が29%、7月までが11%でした。
5月分については各社めどが付いているとされる一方、その先は不透明感が残ります。
現時点で実際の引き渡し延期は出ていなくても、契約後の生活設計に不安が入り始めている段階です。
引き渡し遅延は、価格より先に暮らしの予定を崩す
新築マンションは、価格や仕様だけでなく「いつ引き渡されるか」を前提に購入する商品です。
入居時期がずれると、住宅ローン実行、現住居の退去、子どもの入学や転勤、仮住まい費用まで影響が連鎖します。
引き渡しの遅れは、建物の完成が遅れるというより、購入者の暮らしの設計が崩れる問題です。
株式会社SAの視点:新築不動産の価値は、価格だけでなく「予定どおり受け取れること」まで含んでいます
株式会社SAは、今回のニュースを単なる資材不足の話で終わらせるべきではないと考えます。
本当に揺らいでいるのは建材の供給だけではなく、新築不動産が「予定どおり手に入る」という前提です。
価格が高い物件ほど、ローン、退去、転居、家族の予定まで引き渡し時期と一体になっています。そこが揺れると、契約書の外にある負担が一気に表に出ます。
これからの不動産は、価格の強さだけでなく、供給の安定性まで含めて選別される局面に入っています。
株式会社SAは、相続・共有の法務整理から、売却、再生、引取、出口設計までを一貫して進め、価格だけでなく「いつ動かせるか」まで含めた不動産判断を支援します。
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