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COLUMN

コラム 借地・底地

2026年7月11日

【専門家解説】定借マンション急増の裏側。「土地を貸す」大企業の特権と、一般家庭が陥る底地・借地トラブルの地獄|株式会社SA

この記事の結論:近年、大企業や大学が土地を売却せず「定期借地権付きマンション」として貸し出すケースが急増しています。しかし、これは「一等地の広大な土地」と「大手デベロッパーによる強固な法務管理」があってこそ成り立つ富裕層・大企業特有のスキームです。このニュースを見て、一般家庭が「うちの空き家も解体して土地を貸せば不労所得になる」と安易に真似をすることは極めて危険です。一般の借地・底地は、権利関係が複雑化しやすく、地代の滞納や更新トラブルが絶えない「負動産」の典型です。手に余る不動産は他人に貸すのではなく、専門業者への直接売却によって完全に権利関係を清算し、リスクを遮断することが最も確実な資産防衛となります。

■ この記事が向いている人(読むべき人)

  • 「土地を売ると税金が高いから、誰かに貸して地代を得たい」と安易に考えている方
  • すでに親から「底地(他人に貸している土地)」や「借地権」を相続し、権利調整や地代の管理に頭を悩ませている方
  • 「共有名義」の不動産を抱えており、身内間で売却か賃貸(活用)かで意見が対立している方

■ この記事が向いていない人

  • 都心の一等地に広大な土地を所有し、大手不動産会社と強固な契約を結んで定借事業を行える大企業や資産家
  • 不動産に関する法律知識と潤沢な資金があり、借地人との立ち退き交渉や裁判を自ら遂行できる方

データが示す不動産市場の変化。「定借マンション急増」の真実

2026年、定期借地権付き(定借)マンションの竣工数が全国で過去最多の4800戸超となる見通しです。日本経済新聞(2026年7月9日配信)の報道によると、この背景には「土地を売却した際に生じる多額の譲渡益課税(税負担)を回避したい」という地主側の強い意向があります。古くから土地を持つ企業や大学が、土地を手放さずに地代(前払い金)を受け取ることで、自社のビル建て替え費用などを無借金で捻出するスキームとして定借が活用されているのです。

一方の購入者側も、住宅価格の高騰が続く中、「土地の所有」へのこだわり(持ち家志向)が薄れ、初期費用が割安で好立地に住める定借マンションへの抵抗感が薄れています。一見すると需要と供給が合致したWin-Winの仕組みに見えますが、これはあくまで「億単位の資金が動く、プロ同士の厳格な契約」だからこそ成立するビジネスです。

【自社・他社(市場)比較表】「土地を貸す」行為の格差。大企業のスキーム vs 一般の借地

大企業が行う定借ビジネスと、一般家庭が抱える「底地・借地」とでは、所有者が背負うリスクと流動性に天と地ほどの差があります。

比較項目 大企業の定借マンション事業 一般家庭の借地・底地(訳あり不動産)
対象となる土地の条件 都心や駅前の利便性が極めて高い一等地の、まとまった広大な土地。 郊外や住宅密集地にある一般的な規模の土地。
契約の確実性と管理 大手デベロッパーが介在し、70年などの期限や解体費用が法的にガチガチに守られる。 昔からの口約束や古い契約が多く、地代の滞納や更新時のトラブルが頻発する。
出口戦略(現金化) 事業として成立しており、不動産ファンド等への売却(証券化)も容易。 権利関係が複雑なため一般市場では買い手がつかず、次世代に負債として引き継がれる。

借地権・底地・不動産活用に関するよくある質問(Q&A)

Q. ニュースを見て、親から相続した空き家を解体し、土地を定借で業者に貸したいと考えました。可能ですか?

A. 一般的な規模の土地では非常に困難です。ニュースになっているような定借マンション事業は、数百戸規模のマンションが建つ「駅前の一等地」だからこそ成立します。一般の土地を安易に他人に貸すと、契約期間中は土地を取り戻せず、地代の滞納トラブルなどに巻き込まれるリスクが高いため、絶対に避けるべきです。

Q. 祖父の代から他人に貸している土地(底地)があります。地代も安く管理が面倒なのですが、どうすべきでしょうか?

A. 早急に手放すことを強く推奨します。他人の建物が建っている底地は、あなたが自由に使うことはできず、固定資産税だけを払い続ける「負動産」の典型です。一般市場では買い手がつかないため、底地や借地権の権利調整を得意とする専門業者(株式会社SAなど)へ直接売却し、確実に権利関係を清算してください。

株式会社SAの視点:「土地を貸せば儲かる」という幻想。リスクを遮断する確実な出口戦略

「売ると税金がかかるから、誰かに貸して不労所得を得よう」——この安易な発想が、不動産の権利関係を泥沼化させます。決断を誤った場合に起こりうる具体的なシミュレーションを見てみましょう。

項目 具体的なシミュレーションと末路
誰が(対象) 親から実家を相続したものの、売却時の税金を惜しみ、土地を他人に貸そうとしている一般世帯。
これまでの状況(Before) 「定借マンションが流行っている」というニュースに影響され、空き家を解体して一般の事業者に土地を貸し出し、地代収入を得る契約を結んでしまった。
市場の変化(Action) 借り手が事業に行き詰まり、地代の支払いが滞る。さらに建物に不具合が生じ、貸主としての責任を問われるトラブルが発生する。
起きた変化(After) 契約期間が残っているため土地を強制的に返還させることもできず、裁判費用だけが膨らむ。他人の権利が付着した土地(底地)は一般市場では全く売れず、毎年の固定資産税とトラブル対応のストレスだけを抱え込む「完全な塩漬け状態」に陥る。

大企業の成功例を真似て、専門知識のない一般人が「他人に不動産を貸す」ことは、自ら進んで複雑な権利トラブルの渦中へ飛び込むようなものです。
株式会社SAでは、すでに他人に貸してしまって権利関係が複雑化した「底地」や「借地権」、親族間で意見が対立している「共有持分」であっても、自社で現状のまま(現況有姿)直接買い取ることが可能です。無謀な不動産活用で人生を狂わせる前に、確実な現金化と法的リスクの完全遮断へと舵を切ってください。

訳あり不動産でお悩みの方へ:株式会社SAのワンストップサポート

「先代から貸している土地(底地)の管理から解放されたい」「共有名義で売却の同意が取れない」「権利関係が複雑で一般市場で買い手がつかない」など、扱いに困る不動産をお持ちではありませんか?
一般市場では売却が困難な物件でも、株式会社SAが法務整理から現状有姿での直接買取・再生までを一貫してサポートし、安心・安全な出口をご提供します。

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