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COLUMN

コラム 借地・底地

2026年2月9日

借地・底地が売れにくい理由|契約と権利を整理して進める方法

借地権付き建物と底地は、同じ土地に関わる別の権利です。売却が進まないときは、価格だけでなく、契約期間、地代、譲渡の承諾、現在の名義を確認します。「誰の、どの権利を売るのか」を明確にすると、必要な調整が見えてきます。

内容確認・更新:2026年10月16日

まず押さえたいポイント

  • 借地人が売る権利と、地主が売る底地を区別します。
  • 普通借地・定期借地・旧法の契約では確認事項が異なります。
  • 書類がそろわない場合も、分かる事実から整理できます。

借地権の売却と底地の売却は何が違う?

立場 売却するもの 主な確認点
借地人 借地権付き建物など 土地利用の契約、譲渡承諾、建物の状態
地主 借地権が付いた土地の所有権(底地) 地代収入、契約の継続、貸主の地位の承継

地主が底地を売っても、それだけで借地人の権利がなくなるわけではありません。また、借地人が建物を売る場面では、土地の賃借権を譲渡するための承諾が問題になります。両者を同じ手続きとして考えないことが大切です。

売却が止まりやすい4つの理由

  • 契約書が見つからず、期間や条件が確認できない。
  • 地代、更新料、承諾料について認識の違いがある。
  • 相続後の名義や連絡窓口が整理されていない。
  • 提示価格の根拠や、売主の負担する費用が分からない。

更新料や承諾料が、どの取引でも同じ割合で発生するわけではありません。契約書と過去の合意・支払いを確認します。定期借地では残存期間や終了時の条件が重要で、古い契約には旧借地法の扱いが関わる場合もあります。

契約と名義を先に整理する

買主探しの前にまとめる3項目
  1. 1 / 3権利と名義土地・建物の所有者と相続の状況を確認。
  2. 2 / 3契約とお金期間・地代・預り金・未精算分を整理。
  3. 3 / 3売却条件希望時期、承諾や引継ぎ、売主負担を確認。

契約書がなくても、地代の領収書、通帳、更新時の書面、過去の手紙が手がかりになります。分からない点を推測で埋めず、未確認として相談先へ伝えましょう。

承諾が得られない借地権の譲渡では、裁判所の許可を検討できる場合があります。必ず許可される制度ではないため、弁護士に条件と手続きを確認します。

売却先は、条件をそろえて比較する

借地人と地主の間での売買、不動産会社の仲介、専門会社の買取などを比較します。一方の権利をまとめて取得する方法や、借地人と地主が協力して一括売却する方法も、合意があれば検討できます。

専門会社へ相談する前に、すべての問題を自分で解決する必要はありません。現状で引き継げる条件を聞き、費用や期間も含めて判断します。借地人への通知や地代の振込先変更は、契約・決済と合わせて調整してください。

よくある質問

底地を売るには借地人の承諾が必要ですか?

底地の売却自体は原則として借地人の承諾を要しません。ただし、契約内容や貸主の地位の移転、通知・精算は確認が必要です。

契約書が見つからないと売れませんか?

直ちに売却不可とは限りません。登記や地代の記録などから確認し、不明点が取引条件にどう影響するかを整理します。

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