家のエンディングノートは、不動産の情報や希望を家族へ伝えるためのメモです。書いた内容だけで相続する人や割合が法的に決まるわけではありません。資料の保管場所、管理方法、今後の希望を記しておくと、家族が確認を始めやすくなります。
内容確認・更新:2026年10月16日
小田原市の資料で、家の将来を考える
小田原市は2025年3月に「空き家の手引き」と「わが家のエンディングノート」を発行しています。市が公開する資料は、空き家の管理や家族への情報共有を考える入口として利用できます。
エンディングノートと遺言は役割が異なります。ノートは情報や希望を伝えるためのものです。財産の承継に法的な効力を持たせたい場合は、遺言など必要な手続きを別に検討します。市のノートにも、この違いが示されています。
家のエンディングノートに残したい5項目
| 項目 | 記しておく情報 |
|---|---|
| 不動産の所在と名義 | 住所・地番、土地と建物の名義、共有持分の有無 |
| 書類の保管場所 | 登記、契約、図面、税金、保険などの資料がどこにあるか |
| 管理と支払い | 鍵、管理業者、修繕履歴、税金や光熱費の支払い方法 |
| 連絡してほしい人 | 家族の連絡先、相談中の専門家、取引のある事業者 |
| 今後の希望 | 住み続ける、家族に使ってほしい、貸す・売ることも考えている等 |
これはSAが相談準備のために整理した確認表です。市のノートの書式を再現したものではありません。分からないことを無理に埋めず、「契約書を探す」など未確認の項目として残してください。
個人情報が含まれるため、保管場所と見せる相手を決めます。重要書類や暗証番号を誰でも見られる状態でまとめず、家族が必要なときに確認できる方法を考えましょう。
「希望」と「決まっていること」を書き分ける
「長男に住んでほしい」は本人の希望ですが、長男が住むと決めているとは限りません。家族が利用できるか、費用を負担できるかを話し、合意できたことと未定のことを分けて記しましょう。
共有名義の不動産なら、自分だけで家全体の売却や承継を決められるわけではありません。共有者と持分を確かめ、必要な合意や手続きを整理します。家族の話し合いで紛争がある場合は、法律相談も利用できます。
一度書いたら、家族と確認して更新する
- 1 / 3書き出す所在・資料・管理・希望を記す。
- 2 / 3家族と確認する希望と、実際にできることを話す。
- 3 / 3必要な手続きを進める登記や遺言、活用・売却の相談へつなぐ。
修繕、契約の変更、転居、相続などがあったら、内容と記入日を更新します。ノートの存在と保管場所を家族が知らなければ使えないため、何がどこにあるかも伝えておきましょう。
小田原市は空き家の相談窓口や空き家バンクも案内しています。利用できる支援と受付状況は市の現行案内で確認してください。過去の広報に載った相談会の日付を、現在の開催日と取り違えないことも大切です。
売却の希望があるなら、条件も具体的にする
「売ってもよい」と書く場合は、残したい物、利用中の部屋、家族に確認してほしいことも記しておくと、判断の材料になります。ただし、ノートだけで売買の代理権を与えたり、契約を成立させたりするものではありません。
SAの専門チームでは、空き家や相続した不動産の買取相談に対応しています。家族で今後を話し合うために、現在の状態での買取条件を確認することもできます。
売却の進め方を、専門チームに相談する
実家の将来を家族で考えるために、売却の条件を知りたい方はご相談ください。利用予定や残したい物も含めてお聞かせください。
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