空き家を使っていなくても、建物の点検や周囲への配慮、税金などの負担は続きます。放置して劣化が進む前に、最低限の管理と今後の方針を決めましょう。すぐに売るか決められない場合も、管理を頼む、査定を受けるなど、できることから進められます。
内容確認・更新:2026年11月4日
- 雨漏り、倒壊、草木、害虫などを定期的に確認します。
- 管理不全空家等でも、勧告によって住宅用地の税の特例が外れることがあります。
- 管理の委託、活用、売却を費用と手間で比較します。
空き家の放置で起きやすい問題
| 問題 | 確認する場所や状況 |
|---|---|
| 建物の劣化 | 雨漏り、屋根・外壁、床、設備 |
| 周囲への影響 | 草木の繁茂、落下物、害虫、悪臭 |
| 防犯・災害 | 施錠、郵便物、火災、台風や地震後の変化 |
| 費用の増加 | 修繕費、管理費、保険、税金 |
危険な建物に無理に入ったり、高所で自分で作業したりせず、専門業者に確認を依頼します。相続人が複数いる場合は、管理担当と連絡方法、支出の負担を決めておきます。
管理不全空家等と税金の関係
空家法では、管理が不十分なまま放置すると特定空家等になるおそれがあるものを、管理不全空家等として扱う仕組みがあります。特定空家等になる前でも、自治体から指導・勧告を受ける場合があります。
管理不全空家等や特定空家等として勧告を受けた敷地は、固定資産税等の住宅用地特例の対象から外れることがあります。ただし、空き家になっただけで税額全体が一律に6倍になるわけではありません。具体的な税額は自治体に確認します。
自治体から通知が来た場合は、改善を求められている内容と期限を確認し、管理や修繕の方針を相談してください。
遠方でも続けられる管理方法を決める
現地を確認する頻度、点検項目、緊急時の連絡先を決めます。管理会社などに依頼する場合は、巡回だけか、通風・通水・清掃まで含むか、報告方法と追加費用を確認します。
修繕や草木の処理を行った日と費用を記録すると、家族間の精算や将来の査定に役立ちます。管理を依頼しても所有者としての責任がすべてなくなるわけではないため、報告を確認する担当者を決めましょう。
使わない空き家は、活用と売却を比較する
賃貸するなら修繕費と家賃、空室時の負担を見込みます。売却するなら現況での査定額と、片付け・修繕にかかる費用を比べます。使う見通しがないまま保有を続ける場合の年間費用も並べて考えます。
古い建物だから再建築不可とは限りません。反対に、建物を解体すれば自由に建てられるとも限りません。接道などの条件と税の特例を確認してから、解体や利用変更を決めてください。
玄関と窓、外壁、草木、郵便受けを確認し、写真と点検日を残します。遠方に住む場合は、次に見回る日と異変があったときの連絡先も決めます。
よくある質問
すぐに売らない場合、何から始めればよいですか?
建物と周囲の安全確認、鍵や保険・連絡先の整理、管理担当の決定から始めます。売却や活用の見通しは並行して相談できます。
空き家を解体すれば税金は安くなりますか?
建物の税負担と土地の住宅用地特例を分けて考える必要があります。解体後の土地の税額や利用条件を、発注前に確認しましょう。
売却の進め方を、専門チームに相談する
相続した家や共有持分など、売り方に迷う不動産について、分かる範囲からご相談ください。物件の状況とご希望を伺い、買取の可否や条件を確認します。
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