千葉県の空き家防犯では、入院や施設入居、相続などで家に人がいなくなる時点から、管理の担当を決めておくことが大切です。千葉県警の注意喚起をもとに、離れて暮らす家族が準備しておきたいことを整理します。
内容確認・更新:2026年10月16日
千葉県の空き家防犯を、県警の資料で確認する
千葉県警の「令和7年 犯罪の概要」によると、2025年の県内の刑法犯認知件数は3万9,976件でした。このうち侵入盗は3,637件で、2024年の3,042件から増えています。
これらは空き家だけの被害件数ではありません。刑法犯全体、建物への侵入盗、空き家を対象にした事件を混同しないことが必要です。
県警は空き家を狙った盗難への注意を呼びかけ、施錠、防犯機器、庭木や郵便受けの手入れ、定期的な訪問や近隣との連絡体制を案内しています。自分の家でできていない点を確認する材料にしましょう。
急に家を空けるときは、鍵・貴重品・連絡先を整理する
| 項目 | 確認しておきたいこと |
|---|---|
| 鍵と施錠 | 誰が鍵を持つか、戸締まりに不具合がないか |
| 貴重品・書類 | 本人の意向を確認し、安全な保管方法を決める |
| 郵便物 | 必要な手続きと回収の担当を決める |
| 設備・契約 | 電気・水道・防犯機器等の利用状況を確認する |
| 連絡先 | 所有者、家族、管理業者へ連絡できるようにする |
親が入院・施設入居した場合は、本人が戻る可能性や残しておきたい物も聞きます。防犯の準備をすることと、家を処分することは別です。家族の判断だけで重要書類や思い出の品を処分しないようにしましょう。
近隣には、異変を知らせてもらう範囲で協力を相談する
近隣との連絡が取れると、窓の破損や不審な出入りなどに気付いた際に、所有者へ知らせてもらいやすくなります。連絡先を渡す相手と共有する情報は、必要な範囲にとどめます。
入院先などの個人的な事情を広く知らせる必要はありません。また、近隣の人に常時監視や建物内部の点検、不審者への声掛けを任せるのではなく、見かけた異変を安全な場所から連絡してもらうようにします。
侵入が起きているなど緊急時は110番です。緊急でない相談は管轄の警察署等へ連絡し、自分や近隣の人が不審者を追跡しないようにしてください。
相続が発生しても、現地の管理を途切れさせない
相続の手続きに時間がかかる場合も、誰が鍵を保管し、点検を手配し、連絡を受けるかを整理します。必要な費用を立て替えたときは、領収書と作業内容を残しておきましょう。
ただし、管理の連絡役になったことだけで、家全体の売却や家財の処分を一人で決められるわけではありません。相続人や共有者の状況、必要な同意・手続きを確認します。
担当者を変えるときは、鍵だけでなく、前回の点検記録、気になっている箇所、業者の連絡先、次回の予定も引き継ぐと対応が続けやすくなります。
不在が長引くときは、家族だけで抱え込まず方法を比べる
- 1 / 3当面の対応を決める施錠、貴重品、連絡先を整理
- 2 / 3管理を引き継ぐ鍵、点検記録、次の予定を共有
- 3 / 3利用方針を考える復帰の予定、委託、活用・売却を比較
遠方からの訪問が難しいときは、管理会社の作業範囲や費用を確認します。再び住む予定がなく、支出や負担が重い場合は、現在の状態で売る条件も比較できます。
犯罪統計だけで売却を急ぐ必要はありません。本人や相続人の希望、管理を続けられる人、建物の状態を合わせて判断しましょう。
売却の進め方を、専門チームに相談する
千葉県内の空き家や相続した実家について、現状での売却を検討している方はご相談ください。専門チームが建物・家財と共有・相続の状況を伺い、買取の可否と条件を検討します。
不動産会社・仲介会社の方は、物件の買取相談・資料送付はこちら。
