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COLUMN

コラム 空き家買取

2025年10月22日

足立区の空き家行政代執行|約410万円の費用と実施までの経緯

足立区は2025年、危険な状態になったアパートについて、行政代執行の実施と約410万円の費用負担を建物所有者に求める方針を公表しました。この記事では、区の発表資料にある経緯と、所有者が通知を受けた場合に確認したいことを整理します。

内容確認・更新:2026年10月16日

足立区の発表は、2025年8月25日からの実施計画

区の資料では、建物は老朽化によりベランダが倒壊するなど危険な状態となり、柱や梁の損傷、床の崩落、強風による建材の飛散も懸念されていました。区にとって、特定空家等に対する初の行政代執行とされています。

2025年8月25日は足場等の準備や鉄骨階段の撤去、建物の取壊しは9月上旬以降、工期は10月31日までの予定でした。したがって、この発表だけで「8月にすべて解体済み」とは読めません。

指導から代執行に至るまでの主な経緯

時期 区の資料にある対応
2021年7月 近隣からの通報を受け把握。現地確認や所有者への連絡を開始
2023年5月 特定空家等に認定。その後、空家法に基づく指導・勧告
2025年3月 急激な劣化を把握。審議会で命令・代執行が妥当との答申
2025年5月・7月 命令・戒告、代執行令書と概算金額の通知
2025年8月25日 行政代執行の開始予定日

これは一つの物件についての経緯です。どの空き家も通報から同じ年数で解体される、という基準ではありません。危険の程度や、所有者の特定、手続きの進み方によって対応は異なります。

約410万円は、発表時点の費用であり、支払済額ではない

公式資料には、行政代執行にかかる費用約410万円について、建物所有者に負担を求めると記載されています。実際に請求・回収された額や完了日を示す資料ではありません。

一般に代執行費用は、実際に要した費用をもとに徴収されます。自治体が工事を行うから所有者の費用が不要になる、とは考えないようにしましょう。

また、この一件の金額は、一般の空き家解体の標準価格ではありません。規模、構造、搬出経路、残された物、工事範囲などによって費用は変わります。

自治体から通知が来たら、求められた対応と期限を確認する

  • 対象物件と、危険とされている箇所
  • 通知の種類と、求められている作業
  • 回答・対応の期限、連絡先
  • 費用や相続・共有が原因で、すぐに対応できない事情

対応が難しい場合も、事情と検討中の方法を担当窓口へ伝えます。売却相談を始めただけで、行政の手続きが自動的に止まるわけではありません。

修繕、解体、現状での売却を比べる際は、安全確保の時期と売却の予定を合わせます。制度の対象になる状態については、下の「古い実家は特定空家等になる?」の記事で説明しています。

売却の進め方を、専門チームに相談する

自治体から通知を受けた空き家の売却を検討している方は、通知の内容と対応期限をお知らせください。専門チームが現況を伺い、買取の検討に必要な情報を整理します。

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