東京都は2026年10月6日、マンション防災の取組事例を募集し、表彰と事例集で発信すると発表しました。マンションを所有する方は、設備の有無に加え、防災計画や連絡体制が管理資料として共有されているかを確認する機会にできます。
- 募集期間は2026年10月6日から11月20日まで。都内で取組を行う管理組合や賃貸マンションオーナーなどが対象です。
- 対象は自助・共助の推進や在宅避難の環境整備に関する取組です。
- 受賞の有無だけで建物の安全性や売却価格を判断することはできません。
■ この記事が向いている人
- 相続したマンションを離れた場所から管理している方
- 保有や売却の判断に向けて、管理状況を整理したい所有者
■ この記事が向いていない人
- 災害時に自分の建物で在宅避難が可能か、個別の安全判定を求める方。建物や災害の状況に応じた確認が必要です。
管理組合や賃貸オーナーも対象となる防災取組の募集
東京都の発表によると、対象となるのは都内でマンション防災に取り組む管理組合、防災委員会、管理会社、賃貸マンションオーナーなどです。在宅避難の環境整備や、自助・共助の推進につながる取組を募集し、受賞した取組は事例集などで紹介するとしています。
東京都は、耐震性を有するマンションでは、大規模災害時にも在宅避難が可能となる場合が多いと説明しています。ただし、これは個別のマンションで常に在宅避難が可能という意味ではありません。建物の被害や周囲の危険、生活を続けられる条件に応じた判断が必要です。
所有者が日常の管理で確認するなら、防災計画や訓練の記録、緊急連絡の方法、備蓄品の管理担当などが出発点になります。特に居住していない所有者は、配布資料を見落とさず、管理組合や管理会社と連絡を取れる状態を整えましょう。
マンション防災を、管理状況の確認に生かす
下表は物件を保有・売却する際の一般的な整理です。防災の取組そのものが、特定の査定額や売却結果を保証するわけではありません。
| 確認項目 | 保有継続・仲介売却の検討 | 株式会社SAなどへの買取相談 |
|---|---|---|
| 管理資料 | 防災計画、議事録、管理費等の資料を確認する | 手元の資料と不足している情報を共有する |
| 所有者の関与 | 総会や連絡事項を確認する担当を決める | 引渡しまでに必要な管理対応を確認する |
| 費用と条件 | 今後の費用見込みと利用目的を比較する | 現況・権利関係と買取条件を確認する |
よくある質問(Q&A)
Q. 防災表彰を受けたマンションなら、査定額は上がりますか?
A. 受賞だけで価格の上昇を断定することはできません。立地、築年、専有部分の状態、権利関係、管理状況などを個別に確認します。取組の内容は管理状況を説明する資料の一つとして整理しましょう。
Q. 遠方に住む所有者は、防災について何を確認すればよいですか?
A. 最新の管理資料、緊急連絡先、災害時の情報発信方法を確認するところから始められます。賃貸している場合は、入居者への案内と所有者への連絡の役割を、管理会社などと確認しましょう。
株式会社SAの視点:使っていない部屋でも、管理の情報は受け取る
マンションは部屋を使っていなくても、建物全体の管理と無関係にはなりません。防災の取組をきっかけに、所有者の連絡先が現在のものになっているか、総会や管理に関する資料を受け取れているかを確認しましょう。
株式会社SAへの相談でも、管理の状況や資料の有無は物件の条件整理に役立ちます。防災上の不安だけで売却を急ぐのではなく、利用予定、今後の費用、管理に関われる範囲を並べて、保有と売却を検討することが大切です。
| 確認項目 | シミュレーション(説明のための想定例) |
|---|---|
| 想定する所有者 | 相続した空室の区分マンションを遠方から保有している |
| 情報の整理 | 管理会社への連絡先を更新し、最新の防災計画と管理資料を確認する |
| 比較する内容 | 今後の利用予定、管理費用、連絡対応の負担と売却条件を並べる |
| 判断の目標 | 必要な管理を続けながら、保有・売却の方針を検討する。受賞や価格上昇を想定した例ではありません。 |
まとめ
マンション防災の取組事例の募集は、所有者が管理の実態を知るきっかけになります。設備だけでなく、計画、訓練、連絡体制がどのように運用されているかを確認しましょう。
保有や売却を検討する際は、防災の情報を他の管理資料とともに整理し、物件ごとの条件で比較することが大切です。離れて暮らす所有者も、まず必要な情報が届く連絡体制から点検できます。
不動産の状況を整理し、選択肢を比べたい方へ
株式会社SAでは、空き家や相続不動産、権利関係が複雑な不動産について、現況を踏まえた買取のご相談を承っています。売却を急いで決める前に、物件の状態や名義、ご希望を整理するところからご相談ください。買取の可否・条件は物件ごとに確認します。
