中古マンションの相場が上がったというニュースは、売却を考えるきっかけになります。ただし、平均価格に自宅の面積を掛ければ、そのまま売却額が分かるわけではありません。調査の時期、対象物件、価格の集計方法を確認し、自分の物件との違いを見ましょう。
内容確認・更新:2026年10月16日
2025年下半期の調査で示された数字
東京カンテイが2026年3月2日に公表した資料では、2025年下半期の首都圏中古マンション相場価格は1坪あたり462.3万円で、前期比8.2%の上昇でした。これは同社の定義に基づく相場価格であり、この記事を読む日の全物件の成約価格ではありません。
対象には築年数、駅からの距離、流通事例数などの条件があります。また、階数・住戸位置・方位を同社の方法で補正しています。調査条件を確認せず、古い建物や駅から遠い物件へそのまま当てはめないことが大切です。
価格ニュースで確認したい4つの条件
| 条件 | 確認する理由 |
|---|---|
| いつの数字か | 公表日と、価格を集計した期間は異なる |
| どの地域か | 首都圏、都県、市区、駅周辺では対象が違う |
| どの物件か | 築年数、面積、距離などで対象が絞られている場合がある |
| 何の価格か | 売出価格、成約価格、補正した相場価格を区別する |
複数の調査を比べる場合も、条件をそろえます。一つの調査の上昇率から、すべての地域や物件が同じ割合で値上がりしたとは言えません。
自分のマンションでは、建物と権利を確認する
| 分野 | 査定前に用意したい情報 |
|---|---|
| 住戸 | 面積、階数、方位、室内の状態、設備や修繕の履歴 |
| 建物全体 | 管理費・修繕積立金、大規模修繕、管理規約 |
| 利用状況 | 自宅、空室、賃貸中の別と、賃貸借契約 |
| 権利関係 | 名義、持分、相続登記、住宅ローンや担保 |
共有持分だけを売る場合は、住戸全体の価格を持分割合で割った金額と同じになるとは限りません。賃貸中の場合も、賃料や契約などを踏まえた確認が必要です。調査の平均価格より、こうした個別条件の説明が重要になります。
査定額と購入条件を分けて比べる
- 1 / 3調査を読む時期・地域・対象・価格の種類を確認。
- 2 / 3個別条件を伝える住戸・管理・利用・権利を整理。
- 3 / 3条件を比較する価格・費用・準備・支払日を確認。
仲介の査定額は、売れると見込む価格の提案であり、買主の購入約束ではありません。買取の提示も、概算か、調査後の購入条件かを確認します。複数社を比較するなら同じ資料と前提を渡しましょう。
売却代金からローン返済や諸費用などを引いた手取り、引渡しまでの期間も比べます。SAの専門チームでは、共有持分や相続した不動産などの事情を含めて買取条件を確認できます。相場の上昇だけを理由に売却を急がず、個別の条件で判断してください。
売却の進め方を、専門チームに相談する
共有名義や相続したマンションの売却を検討している方はご相談ください。相場だけでは分からない権利や利用状況も含めて条件を確認します。
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