世田谷区の空き家を売るか、貸すか、残すか。判断に迷ったら、地域全体の空き家数だけでなく、自分の物件の名義・道路・建物の状態を確認しましょう。方針が決まっていなくても、管理や活用の相談と、売却条件の確認を始めることはできます。
内容確認・更新:2026年10月16日
世田谷区の空き家に関する報道から分かること
テレビ東京の「テレ東プラス」は、2025年8月1日、世田谷区の空き家や相談支援の取り組みを紹介しました。相続した家をどうするかという家族の判断や、道路への接し方が活用に関わることなどが取り上げられています。
報道に登場した一つの物件の事情が、区内すべての空き家に当てはまるわけではありません。駅や商店街に近い家でも、建て替えの可否、通路の権利、建物の傷み方によって、利用方法や売却条件は変わります。
空き家の数は、何を数えた統計かを確認する
総務省の2023年住宅・土地統計調査の確報では、全国の空き家は900万2千戸、空き家率は13.8%です。この中には、賃貸や売却のために空いている住宅、別荘などの二次的住宅も含まれます。
それらを除く空き家は385万6千戸です。ただし、この区分も、そのまま倒壊の危険がある家の数を示すものではありません。「空き家が多い」という数字だけで、特定の家が売れない、すぐに危険になる、と判断しないことが大切です。
所有者が先に整理したい三つのこと
- 1 / 3誰の家か登記名義、相続、共有者の状況を整理
- 2 / 3どう使えるか道路・通路、建物の状態、修繕の見通しを確認
- 3 / 3誰が管理するか点検、鍵、費用、緊急連絡の担当を確認
親が所有している家を子が管理している場合は、管理をしていることと、売却を決められることを分けて考えます。相続後であれば、遺産分割や登記がどこまで進んでいるかを確認します。
接道や再建築に不安があるときは、見た目の道幅だけで判断せず、道路の種類や敷地との接し方を資料と窓口で確認します。再建築の見通しがないまま、先に解体することは避けましょう。
地域の相談窓口と売却相談を使い分ける
| 相談したいこと | 相談先と確認事項 |
|---|---|
| 方向性がまだ決まらない | せたがや空き家活用ナビなどで、管理・活用・売却の相談先を整理 |
| 修繕して使えるか知りたい | 建築の専門家に、安全性・工事内容・必要な手続きを確認 |
| 名義や相続を整理したい | 内容に応じた法律・登記の専門家に、必要な手続きを相談 |
| 現状で手放せるか知りたい | 不動産会社に、売却対象・価格・引渡し条件を確認 |
せたがや空き家活用ナビは、世田谷区との協定に基づく相談窓口です。所有者や関係者からの相談を無料で受け付けています。個別に事業者へ作業を依頼する場合は、業務内容と費用を確認します。
売却を比べるときは、価格と準備の負担を見る
仲介で買主を探す方法と、買取会社へ直接売る方法では、売却までの進め方が異なります。査定額だけでなく、片付け、修繕、境界の確認、契約後の対応が誰の負担になるかを比べましょう。
空き家であるという理由だけで、固定資産税が自動的に6倍になるわけではありません。一方、管理不全空家等・特定空家等への勧告や建物の解体によって、住宅用地特例の扱いが変わる場合があります。期限を急がせる言葉ではなく、自分の物件に当てはまる条件を確認して判断します。
売却の進め方を、専門チームに相談する
世田谷区の空き家を現状で売れるか知りたい方は、専門チームにご相談ください。再建築不可、共有、残置物など、分かっている状況から売却の進め方を整理します。
不動産会社・仲介会社の方は、物件の買取相談・資料送付はこちら。
