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COLUMN

コラム 空き家買取

2026年2月27日

地方の空き家は将来どうなる?人口減少の予測と、売却・活用を考える準備

地方の空き家を今後どうするかは、人口や空き家率の予測だけでは決められません。地域でどのような住宅が求められ、管理や修繕を続けられるかを確認する必要があります。遠方の実家を持つ方が、早めに整理しておきたい情報をまとめます。

内容確認・更新:2026年10月16日

地方の空き家の将来予測は、計算の前提と一緒に読む

ニューズウィーク日本版の2026年2月25日の記事で、舞田敏彦氏は、過去の増加傾向を延ばす方法による2053年の空き家率の試算を紹介しています。鹿児島県の例では40.0%とされていますが、これは記事の筆者による仮定を置いた試算で、政府が確定した将来値ではありません。

実際の結果は、住宅の建設や解体、世帯の動き、利用状況などによって変わります。試算は将来への備えを考える材料にし、特定の物件が必ず売れなくなる根拠にはしないようにしましょう。

2023年の全国の空き家率13.8%という調査結果と、将来の推計値を並べるときも、対象地域、調査年、計算方法をそろえて読みます。

県全体の平均より、物件の周辺で起きている取引を見る

同じ県でも、生活施設への距離、交通、地形、敷地や建物の使い勝手によって、購入者・借り手の希望は異なります。近くに空き家が多いという理由だけで、需要がないと決め付けないことが大切です。

知りたいこと 相談時に確認する内容
売却の需要 似た立地・状態の成約事例や販売の動き
賃貸の需要 希望する借り手、賃料、必要な設備・修繕
物件の制約 接道、境界、権利、建物の傷み
地域の支援 自治体の相談、空き家バンク、支援制度

インターネットに出ている売出価格は、実際の成約価格とは異なります。査定の理由や比較対象を聞き、価格だけでなく取引条件も確認しましょう。

使わずに保有する間の負担を、年間で整理する

固定資産税や保険のほか、草木の手入れ、点検、必要な修繕、現地へ行く交通費などを並べます。所有者本人が作業している場合も、その時間を無視しないようにします。

今後使う予定があるなら、誰がいつ使うのか、そこまで管理を続けられるかを具体的に考えます。予定が曖昧なままなら、家族と方針を見直す時期を決めておくと整理を進めやすくなります。

管理を続ける方法がない場合は、委託、活用、売却の条件を比較します。売却を検討している間も、必要な点検や安全確保は続けます。

貸す・売る前に、名義と家族の意向を確認する

活用のアイデアがあっても、登記名義や共有の状態が分からなければ、誰が契約できるかを確認するところから始まります。固定資産税の通知書だけでなく、登記事項証明書等も確認しましょう。

相続した家では、相続人、遺言や遺産分割の状況、必要な登記を整理します。親が存命で所有している家なら、本人の意向と契約を進める権限を確認します。

家具や荷物も所有者を確かめずに処分しないでください。片付け、修繕、売却のうち、先にできる確認と、関係者の合意が必要な作業を分けて進めます。

一度に結論を出さず、比較できる情報から集める

地方の実家を検討する順番
  1. 1 / 3資料を集める名義、建物、費用、家族の希望を整理
  2. 2 / 3地域の条件を聞く売買・賃貸の需要と必要な作業を確認
  3. 3 / 3進め方を比べる保有・活用・売却の負担と時期を検討

空き家バンクへの登録や補助制度の利用を考える場合は、自治体ごとの条件を確認します。登録だけで買主が決まるわけではなく、売買・賃貸の契約条件は別途検討が必要です。

大きな工事を先に行う前に、現状で売る場合の価格と条件も聞いておくと、費用をかける範囲を判断しやすくなります。

売却の進め方を、専門チームに相談する

遠方の実家や地方の空き家について、管理を続けるか、現状で売るか迷っている方はご相談ください。専門チームが所在地、建物、共有・相続の状況を伺い、買取の可否と条件を検討します。

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